「インドネシアの植物」と聞いて思い浮かぶのは、カリマンタン島の熱帯雨林で発見される世界最大の花ラフレシアや、バリ島を象徴する花でお供えものチャナンに添えられるフランジパニ(プルメリア)、灼熱の熱帯気候を体現するハイビスカス、傘替わりに使えそうな大きな葉っぱで有名なアロカシア(クワズイモ)などです。
2020年から2021年にかけてのコロナ禍により、都市部の上流層の人々が自宅に引き籠る時間が増えたことで観葉植物栽培ブームが発生しました。地方の既存栽培事業者だけでなく、趣味として植物の栽培を行っていた人達が、ECサイトを通して販売するようになりましたが、そもそも零細事業者をオンライン上に乗せるというのはインドネシアの国家戦略にかなっており、植物自体がエコに訴えやすく時代に合ったビジネスと言えるでしょう。
西ジャワのレンバン(Lembang)や東ジャワのマラン(Malang)の山奥の集落の路地裏にハウスを持つ生産者は、植物栽培に適した気候下で生産歩留まりが高く、場所代や水代はタダ同然の家族経営で固定費を圧縮することができ、TokopediaやShopeeなどのオンラインマーケットプレイスを通さず、Instagram上で消費者に直接販売するD2C(Direct to Consumer)マーケティングにより、売上≒収入の究極のビジネスモデルかもしれません。
当ブログでは私と同じようにインドネシアに関わり合いを持って仕事をする人が、日常生活やビジネスの現場で出会うさまざまな事象のコンテキスト(背景)の理解の一助となるような植物についての記事を書いています。
この記事でわかること
- インドネシアの代表的な植物にはラフレシア、フランジパニ、ハイビスカス、アロカシアがあります。
- 2020年から2021年のコロナ禍で観葉植物栽培ブームが発生しました。
- 零細事業者のオンライン進出はインドネシアの国家戦略に合致しています。
- レンバンやマランの生産者はD2Cマーケティングで直接販売を行っています。
- 植物栽培はエコに訴えやすく、時代に合ったビジネスです。
モンステラ(Monstera)が世界で注目される理由とインドネシアでの観葉植物ビジネスの可能性
Monstera(モンステラ)は、アメリカ大陸の熱帯地方に自生するウコギ科ウコギ属の草花植物で、45種の属名を持ちます。名前の語源はラテン語で奇怪を意味する「monstrum」で、モンスターが手を広げたように見えることから名付けられました。縁起の良い植物とされ、玄関に置くと金運をもたらすと言われています。
この植物は常緑のつる性で、木の上に20メートルの高さまで成長します。空中に張った根をフックに使いながら上に登り、濃緑色で非常に大きな葉を持ちます。葉の長さは25~90cm、幅は15~75cmに達し、葉身に穴が開いていることが多いです。
2020年から2021年にかけてのコロナ禍中、海外で高額取引された事例が影響し、インドネシア国内での取引価格も上昇しました。
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モンステラの魅力とインドネシアでのビジネス展開
モンステラは中南米原産のサトイモ科のツル性植物です。ニュージーランドでモンステラが高額取引され、注目を集めました。インドネシアではモンステラ属のマドカズラがJandaBolongと呼ばれています。
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アデニウム(Adenium)はフランジパニじゃない!見た目そっくりでも異なる“乾燥地のバラ”の正体とは?
フランジパニ(frangipani)は、プルメリア属の花で、メキシコや中米、カリブ海地域の固有種です。南ブラジルや北フロリダ州などの暖かい地域でも栽培され、地域や品種によって異なる名前で呼ばれますが、一般的にはフランジパニまたはプルメリア(Plumeria)と呼ばれます。
インドネシアでは、バリ島を象徴する花として知られ、寺院の庭やホテルのプールサイドにバリ風庭園を造る際に欠かせない存在です。また、スパのフラワーバスで湯舟に敷き詰められたり、マッサージオイルの香り付けとしても使用されます。
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アデニウムとフランジパニの違いと育て方
アデニウムはアフリカやアラビア半島の乾燥地帯を原産とする植物です。フランジパニは南米原産で、バリ島のヒンドゥー教のお供え物に使われます。アデニウムは水を貯える塊茎が特徴で、乾燥気味に育てるのが適しています。
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ハイビスカス(Hibiscus)が「靴の花」と呼ばれる理由とは?育て方・花言葉・効能
ハイビスカスはアオイ科アオイ属の草花植物で、世界中の温帯から熱帯地域に自生しています。数百種からなるこの属は、大輪で派手な花を咲かせることで知られています。
名前の由来については、ギリシャ語のhibiskos(ヒビスコス)から来ているという説が有力です。このhibiskosは美を司る女神(hibis)に由来するとも言われていますが、詳細は不明です。
インドネシアではハイビスカスはbunga sepatu(靴の花)と呼ばれ、交配によって生まれた多彩なハイブリッド種が栽培されています。
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ハイビスカスの文化的背景と栽培のポイント
ハイビスカスはインドネシア語でbungasepatuと呼ばれ、靴磨きのワックスとして使われていたことに由来します。ハイビスカスは200種類以上の交配種があり、南アジア、東南アジア、太平洋の島々が原産です。ハイビスカスティはローゼル(H…
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ブロメリア(Bromelia)は一生に一度だけ花を咲かせる?パイナップル科植物の神秘と育て方
ブロメリア科(ブロメリア属)は、主に熱帯アメリカ大陸に自生する75の属と約3590種の単子植物のひとつです。アメリカの亜熱帯と熱帯西アフリカにも数種が見られます。
ブロメリアは一生に一度だけ花を咲かせる一回結実性植物です。花を咲かせた親株は子株を出して世代交代し、花を咲かせた後は根元から子株が生えてきて枯れていきます。この特性が人間の理想の夫婦と重ね合わせられ、花言葉が考えられたとされています。
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ブロメリアとパイナップルの育成と文化的背景
パイナップルのインドネシア語はNanasです。ブロメリアは一生に一度だけ花を咲かせる一回結実性植物です。インドネシアでは妊婦がパイナップルを食べることは避けられています。
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インドネシアで広がるサボテン(Kaktus)ビジネス|レンバン発の直販モデルとは?
サボテン(Kaktus)は多肉植物の一種で、葉、茎または根の内部に水を貯蔵する柔組織を持ちます。乾燥地帯に生育することが多く、園芸業界ではサボテンとその他のSukulen(多肉植物)に分けられます。
西ジャワ州のレンバン(Lembang)は涼しい気候を活かし、多くのKaktusやSukulenを栽培するハウスが存在します。
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サボテン栽培の難しさとインドネシアの生産地事情
サボテンのトゲは葉から進化し、動物からの防御や水分吸収を助けます。サボテンは水のやりすぎで根腐れを起こしやすく、注意が必要です。レンバンはジャカルタ近郊のサボテン生産の中心地で、涼しい高原気候が栽培に適しています。
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カラジウム(Caladium)の魅力と育て方|南米原産の観葉植物をインドネシアで楽しむ方法
カラディウム(Caladium)は、南アメリカや中央アメリカ原産の草花植物で、森林の開けた場所や河川敷に生育し、乾季には休眠します。インドネシアでは「クラディ」として親しまれ、非常に人気があります。
この植物は交配を重ねることで、葉脈が透けて見えるような薄色の鮮やかな色合いのハイブリッドの葉っぱが特徴的です。これにより、観葉植物としての魅力が一層引き立ちます。
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カラジウムの育成とインドネシアのオンライン植物市場
カラジウム(Caladium)はアマゾン川流域原産の球根植物です。インドネシアではカラジウムが『クラディ』として人気で、交配により多彩な葉模様が生まれています。カラジウムは高温多湿を好み、15度以下の低温に弱いです。
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アンスリウム(Anthurium)の魅力と育て方|象の耳・象の舌などインドネシアでの人気品種
アンスリウム(Anthurium)は、約1000種の草花植物の属で、アルム目アルム属(Araceae)の中で最大の属です。一般的にはアンスリウム、テールフラワー、フラミンゴフラワー、レースリーフなどと呼ばれています。アメリカ大陸原産で、メキシコ北部からアルゼンチン北部、カリブ海の一部に分布しています。
インドネシアでは、Kuping Gajah(象の耳)やLidah Gajah(象の舌)と呼ばれる巨大な葉を持つ種類が非常に人気です。
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アンスリウムの魅力と育て方:象の耳と舌の植物
アンスリウムは熱帯アメリカ原産で、インドネシアでは観葉植物として人気です。KupingGajah(象の耳)やLidahGajah(象の舌)と呼ばれる品種がインドネシアで栽培されています。アンスリウムは600品種以上あり、ほとんどの品種…
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アロカシア(クワズイモ)の魅力|インドネシアで育つ巨大観葉植物
アロカシア属(Alocasia)は、アレクサ科の広葉性の根茎性または塊茎性の多年草で、熱帯・亜熱帯アジアからオーストラリア東部に原産です。その他の地域でも広く栽培されています。
インドネシアでは、道路のラウンドアバウトや中央分離帯に植えられている光景がよく見られます。アロカシアの濃緑の巨大な葉は、熱帯地域の雰囲気を演出する存在感があります。
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アロカシアの種類と育て方:東南アジアの植物知識
アロカシアは東南アジアを中心に自生するサトイモ科の植物です。インドネシアの道路脇では巨大なアロカシアマクロリザがよく見られます。アロカシアはシュウ酸カルシウムを含み、食べると中毒症状を引き起こします。
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映画『レオン』で注目!アグラオネマ(Aglaonema)の魅力とジャカルタ室内での育て方
Aglaonema(アグラオネマ)はウコギ科ウコギ属の花き植物で、アジア・ニューギニアの熱帯・亜熱帯地域に自生しています。インドネシアではコロナ禍での観葉植物ブームにより、特に注目される植物の一つとなりました。日本でも人気が高く、インドネシアから輸出されていますが、山中での乱獲が自然環境に影響を与えているとの指摘もあります。
ジャカルタのアパートでは、内装から発せられる化学物質の臭いを感じることがあります。観葉植物は建材や家具、壁紙から出るホルムアルデヒドやベンゼンなど、シックハウス症候群の原因となる有害物質を除去する空気清浄効果があります。
アグラオネマは、映画『レオン』でも注目され、その美しい葉と耐陰性から室内での栽培が推奨されています。適切な水やりと湿度管理を行うことで、ジャカルタの室内でも元気に育てることができます。
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ジャカルタのアパートで観葉植物アグラオネマを育てる魅力
アグラオネマは直射日光に弱く、高温多湿を好む観葉植物です。ジャカルタのアパートはアグラオネマの育成に適した環境です。観葉植物はジャカルタで安価に購入でき、空気清浄効果もあります。
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宮本武蔵が農業を選んだ理由とは?在宅勤務と植物栽培に学ぶ自己鍛錬の哲学
宮本武蔵は「一乗寺下り松の決闘」で吉岡剣法の兄弟を倒した後、富士山の麓の坂東平野で農業を始めました。これは、剣で人に勝つことだけでなく、自分に勝ち、人生に勝ち抜くという新たな方向に心が傾いたためです。また、剣から得た悟りを持って人を生かすことができると考えたからでした。
この農業の実践は、後の「巌流島での戦い」で佐々木小次郎に勝つことができた理由として重要です。武蔵は剣術だけでなく、地味な農業を通じて自己鍛錬を続けたことが、彼の武芸の深化に繋がったと考えられます。
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宮本武蔵の農業転身と植物栽培の教訓
宮本武蔵は剣を置き、富士山麓で農業を始めました。武蔵は自然に抗えないことを知り、自己完成を目指しました。植物栽培では、気温や日照量などの条件が重要です。
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