プロセス系の生産計画の特徴【タンクを通る一貫ラインでの製造】

製造工程の組み立て系とプロセス系

生産管理のパッケージシステムを導入する場合、基本は標準業務フローとしてお客さんの業務をパッケージに合わせてもらう前提ですが、多くのパッケージシステムが組立系製造工程向きに開発されているのは、プロセス系に比べて組立系のほうが業務の標準化がし易いからであり、業務の標準化が難しいプロセス系の場合は、何らかのカスタマイズが施されているケースが多いです。

プロセス系製造工程では一貫ラインを使用するため、自工程作業と次工程作業が連続して行われ、空き時間が発生することはなく、ましてや他オーダの作業が間に割って入ることはありません。またプロセス系製造工程ではタンクを使うケースが多く、自工程でのタンク内での調製作業が完了し、次工程に流れ終わるのを待つ間、自工程で作業は発生しないが中身が流れてしまうまでの間、タンクに他のオーダを割り付けたくない、という制約が発生します。

  1. 自工程と次工程との間に最大何分の時間を空ける
    • 自工程作業後、醗酵や品質低下を防ぐために1時間以内には次工程を開始する必要あり
    • 自工程と次工程の間に他のオーダを割り付けない(工程間に空き時間を作らない)
  2. 自工程での作業の完了後、一定時間は他のオーダを割り付けない
    • 作業が終了してからもタンクを3時間占有する。
    • 次工程が開始して60分間タンクを占有する。
    • 次工程が終了するまでタンクを占有する。
  3. 作業の日またぎさせない

自工程と次工程との間に他オーダの作業を割り付けない

生産スケジューラーAsprovaでは、ラインの空き時間を狙って別オーダの作業を割り付けることで、稼働率を最大化する生産計画を立てますが、一貫ラインで製造される工程ごとの作業の間に他オーダの作業が割り込まないような計画を立てることもできます。

  • 計画設定の重なりMAXを有効にするをオンにする。
  • 製造BOMの重なり方法にES(End Start)を設定。
  • 製造BOMの重なりMAXに0を設定。

自工程での作業の完了後、一定時間は他のオーダを割り付けない

自工程作業の終了後に次工程の開始時間まで、または次工程の終了時間まで他のオーダの作業が割りつかないようにロックする生産計画を立てることができます。

  • 計画設定の資源ロックをオンにする。
  • 資源テーブルの資源ロックに「PE(Parent End 後工程の終了まで)」を設定

作業の日またぎをさせない

液体の調製工程から充填工程まで一貫ラインで製造される場合、工程ごとの作業が日またぎして製造時間が中断されないような生産計画を作成する必要があります。

  • 24時間稼動の場合はシフトテーブルに0:00-23:59を設定し1分間の中断を設定する。
  • 資源テーブルの製造中断時間MAXに-1Mを設定する。