イスラエルの民の歴史である旧約聖書の創世記に記述されるノアの方舟

2018/09/06

ノアの箱舟

弊社の社名に付くBAHTERAとの関連性を問われる鯖の押し寿司のバッテラは、ポルトガル語の小舟を意味するbateiraを語源とします。旧約聖書の創世記に記述されるノアの方舟はインドネシア語ではBahtera Nuhになり大きめの船のことをBAHTERAと呼びます。

鯖の押し寿司「バッテラ」

弊社の社名であるバテラハイシステム(PT BAHTERA HISISTEM INDONESIA)について、その関連性をしばしば問われる「バッテラ」という鯖の押し寿司がありますが、面白いことにこれがポルトガル語を語源とした外来語です。

語源はポルトガル語の bateira(バテイラ=小舟・ボート)から。1893年(明治26年)頃に大阪順慶町の寿司店がコノシロの片身を開き舟形にしたものを使った寿司を考案し、コノシロを開くと尾の方は細いので飯も片側を尖らせたその姿がボートに似ていたことからバッテラと呼ばれるようになった。その後コノシロの価格が急騰したため価格が安定している鯖を使うようになり現在のバッテラが完成された。現在のバッテラは酢飯に酢締めにした鯖を乗せ、さらに白板昆布(バッテラ昆布)を重ねた押し寿司。酢による処理で保存性を高めつつ生臭みを押さえ、昆布が旨みと食感を加える。鯖の半身を使うため完成品は細長い形となり、切り分けて食べる。また、押し寿司の舟形の木枠用具がボートの形に似ていたのでこのように呼ばれるようになったとの説もある。(Wikipediaより)

この事実を知ったのはごく最近であり、もともと押し寿司の「バッテラ」で覚えてもらうことを狙って洒落を利かせて命名したつもりが、実は語源で繋がっていたという、間抜けなようで何か運命を感じさせるエピソードでした。

ちなみに「押し寿司」と間違えやすい言葉に「鮒寿司(ふなずし)」があり、これは琵琶湖産の鮒(ふな)を塩と米飯で乳酸発酵させた食品で「なれずし(熟れ鮨)」に分類されるもので、寿司が酢飯を使う食べ物であるとするならば、鮒寿司はもはや寿司ですらありません。

ノアの方舟はインドネシア語でBahtera Nuhという

旧約聖書の創世記には神は6日間で天地創造し、土を捏ね人間の身体を作り生命を与え魂を吹き込むことでアダムとエヴァを造り、堕落した人間を一掃し善人ノアの家族と動物達だけを救うノアの方舟を建造させる有名な話があります。

インド

インドネシアでは無宗教の日本人でも身近に意識せざるを得ない魂や霊

日本人は宗教を持たないために霊や魂について真剣に考える機会がなくスピリチュアルワードに弱いのだと思います。キリスト教的価値観では人間は肉体と精神と魂の3つで構成され、人間だけが魂を持つが故に魂を通して神の存在を感じることができます。

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この「ノアの方舟」は英語表記では「Noah's Ark」ですが、インドネシア語では「Bahtera Nuh」になり、一般的には大きめの船のことをBahteraと呼ぶようです。

旧約聖書とはイスラエルの民の歴史であり、ユダヤ人は新約聖書を受け入れておらず、神はイスラエル人を選び、彼らを用いて全人類を救おうとされましたが、地上の人間達があまりにも堕落し退廃的な生活を送っていることに見切りをつけ、大洪水で地上の人間どもを滅ぼしてしまうので、神に選ばれし善人ノアに対して、妻と三人の息子とそれぞれの妻、そしてすべての動物のオスとメス一組ずつを乗せて、生還できるための方舟の建設を命じました。

40日間昼夜問わず続いた洪水の後で、ノアの方舟はトルコのアララト山(Mount Ararat 標高5,137m)の山頂に止まり生還できたと言われ、現在のアララト山頂から見つかった古い時代の木の化石や、航空写真から確認される「方形の船の跡らしいもの」をノアの方舟の痕跡だと主張する人もいるくらいです。

High(高い)とHello(こんにちは)の簡易形であるHiという表現

2018年2月の会社登記時点で、Bukti Pesan Nama Perseroan Telah Memperoleh Persetujuan Menteri(大臣による会社名の承認証)を取得する際に、インドネシアでは会社名に英語表記が使えないという条件があったため、技術の「高さ」を意味する英語「High」は使えず「Hi」にしたものの、「Hi」は会社名の中で独立した単語として使えないと却下されたことから「Hisistem」という造語にしました。

さらに「Hi」は「Hello」の簡易形でもあり、祝福のHi-Five(ハイタッチ)を思い浮べるサブリミナル効果があるのではないかと期待するところですが、その効果がどれほどのものかを測ることは難しいかもしれません。