鋭く尖った葉で邪気を払い気を浄化するインドネシアのサンスベリア

2024/05/22

サンスベリア

サンスベリアはアフリカ原産の厚みのある葉と独特の模様を持つ多肉質の植物であり、主に乾燥した砂漠地帯に生育しており、葉の形状は基本的に鋭利に尖っており、中には垂直に伸びるものや扇状に広がるものなどがあり、葉の模様や色合いも多様で、緑色から灰色、黄色、白色までさまざまです。

風水的に邪気を退散させる意味を持つサンスベリア

うちのサンスベリア(Sansevieria)四銃士は玄関前ガレージの最前線で、鬼門である北東に向かって鋭い葉先で邪気を打ち払ってくれています。上の写真のようなイカツい見た目に似合わないめちゃくちゃいい香りを放つ可愛い花を咲かせますが、年に1回見られればラッキーくらいのレアキャラです。

サンスベリアは、アフリカ原産の厚みのある葉と独特の模様を持つ多肉質の植物であり、主に乾燥した砂漠地帯に生育しており、その名前はイタリアの植物学者であるRaimondo di Sangroに由来し18世紀に命名されたと言われています。

葉の形状は基本的に鋭利に尖っており、中には垂直に伸びるものや扇状に広がるものなどがあり、葉の模様や色合いも多様で、緑色から灰色、黄色、白色までさまざまです。

基本的に日向を好みますが、直射日光に当てすぎると葉が焼ける可能性があるため、半日陰の場所が理想的です。乾燥に強い植物であるため、土が完全に乾いてから水を与えるようにし、過湿にならないように注意が必要です。

私は過去に何度も水のやり過ぎで根腐れや葉ダニやらカビやらの大量発生を招いてしまったのですが、本来は排水が良好な砂質の土壌を用意し、鉢の底には穴を開けて水が溜まらないようにします。

サンスベリアサンスベリアの花は、比較的小さくて細長い形状をしており、一般的には、白色や淡いピンク色の花が多いですが、品種によっては黄色や緑色の花もあるようです。

花は一般に直立した花茎の先に咲き、花茎は葉から立ち上がり、時には葉の間から伸びることもあり、時には曲がることもあるようです。

一部のサンスベリアの花には、淡い甘い香りがあるようですが、うちのサンスベリアはリビング中に滅茶苦茶いい香りを充満させてくれました。

ただし全ての品種が香りを持っているわけではなく、香りの有無は個体や品種によって異なるようです。

日本ではサンスベリアの花期は一般的には夏から秋にかけてであり、品種や栽培環境によっても異なり、花期中に花が長期間咲き続けることもありますが、一般には短命と言われています。

花が受粉されると、サンスベリアは小さな球状の実を結び、これらの実には種子が含まれています。

インドネシアでサンスベリアを栽培する意味

インドネシアでは、サンスベリアがさまざまな目的で栽培されていますが、その美しい外観と多様な葉の模様で知られており、観賞用として栽培されることが一般的で、住宅やオフィス、ホテルなどの室内空間で、インテリアデザインの一部として楽しまれています。

サンスベリアには他の植物以上に空気中の有害物質を吸収する効果があり、室内空間の空気浄化に役立ちますますので、インドネシアの都市部では、交通量の増加や工場の排出物などによって空気が汚染されやすいため、サンスベリアが空気を浄化するために栽培されることがあります。

インドネシアでは、サンスベリアが風水の観点からも重要視されており、その強健な性質と独特のエネルギーが、ポジティブな気流を促進し邪気を払うと信じられ、そのため、家庭やビジネス環境で風水の要素としてサンスベリアが栽培されることがあります。

インドネシアでのサンスベリア栽培の注意点

サンスベリアは、インドネシアの気候や環境に適応しやすい植物ですが、インドネシアの気候は湿潤なため、サンスベリアを栽培する際は湿度に注意が必要で、水やりは控えめに行い、特に雨期にはより慎重な管理が必要です。また湿度が高い場合は風通しを良くするなどの対策が必要です。

サンスベリアインドネシアは日照時間が豊富ですが、直射日光が強すぎる場合があり、サンスベリアは半日陰を好むため、過度な日光にさらされないように配置することが重要です。

高温多湿の気候は、病害虫の繁殖を促進する可能性があるため、定期的な検査と予防措置が必要であり、特に葉の表面や根部のカビや真菌の発生に注意を払う必要があります。

また葉の裏面につくアブラムシやハダニなどの害虫にも注意が必要で、適切な殺虫剤や殺菌剤を使用して、病害虫の発生を抑えることが重要です。

インドネシアの気候に合わせて、適切な鉢と土壌を選択することも大切で、鉢は通気性があり水が溜まりすぎないようなものを選ぶ必要があります。

そして土壌は排水性が良く、乾燥しやすい砂質のものを使用し、定期的にRepotting(鉢の植え替え)を行い、根が詰まるのを防ぐことも育成に役立ちます。

インドネシアの季節によって気温や湿度が変化するため、サンスベリアの成長環境を調整することが重要で、特に乾燥した季節には、水やりを増やして植物の水分供給を確保し、湿度が高い季節には風通しを良くして湿気を逃がすようにします。

サンスベリアの葉は比較的丈夫ですが、定期的な手入れや剪定が必要で、古くなった葉や病気になった部分は適切に取り除き、植物全体の健康を維持し、また葉の表面を定期的に拭いてホコリを取り除くことも、美しい姿を保つために重要です。