【2024年2月21日(水)】中小企業診断士が語るDX補助金推進インドネシアセミナー

ウェビナー後記

『中小企業診断士が語るDX補助金推進セミナー(実は意外と高い、補助金採択率は5割!)』 ≪ DXを推進し生産効率を高める生産スケジューラとは ≫ と題して、補助金の専門家の先生にご講演いただきました。

今回は経済産業省の『ものづくり補助金』の中の『グローバル枠』に焦点を当てて、ご説明いただきましたが、補助金は種類がたくさんあるので、どの補助金がインドネシアで受けられるか、また受けられる可能性があるとしたらどのように申請書を書いたら承認されやすいか、など素人には難しい点が多くありました。

今回私も参加者の一人として聴講させていただきましたが、正直なところ全部自分でやる自信はなく、指南を専門家に依頼するほうがスムーズにいきそうだと感じました。

アンケートの結果、インドネシアの日系製造業社様がIT投資において補助金の利用可能性に関して知りたい点は以下の2点に集約されていました。

(Q1) うちは資本金3億円以上の中小企業の定義よりも大き目の会社だが、補助金の対象となりうるのか?

(A1) ものづくり補助金のグローバル枠に関しては、中小企業または小規模企業者・小規模事業者限定になり、大企業は対象外。ただし大企業だからといって補助金が受けられないわけではなく、海外展開する事業内容や目的に応じて対象となりうる補助金もある。

(Q2) 補助金でIT投資を行う場合、製造(ものづくり)に関わるもの限定か?それとも経理や人事などバックオフィス系も対象となりうるのか?

(A2)ものづくり補助金のグローバル枠に関しては、製造に関するものでないと承認は得られにくいが、IT補助金という別の補助金の枠で認められる可能性はある。但しサーバーが日本国内にあるサービスをインドネシアから使う、などの条件に合わせた名目作りが必要になるかもしれない。


話は少し逸れますが、2014年にインドネシアに一風堂が進出した際に、確か『クールジャパン』関連の大きな額の補助金を受けたという話が広まり、ジャカルタの他の日系ラーメン店主から憤りの声が上がったように記憶しています。

当地で限られた自己資金を元手に、乾坤一擲の覚悟でラーメン店を運営されている方々からすると、不公平感で憤懣やるかたない思いであることは十分理解出来ますが、国からするとブランドを武器に世界に日本文化を広めるパワーを持つ大資本に対して、補助金を出してでも海外進出して欲しい、最終的には国内の税収を増やしたいという方針なんだと思います。

要は大企業でも海外市場開拓に関わる分野であれば受けられる補助金もありますので、ご興味のある方は棈木様のリンクへ直接お問い合わせされてはいかがでしょうか?

ウェビナー詳細

インドネシアでも経済産業省主催の補助金を活用したIT投資が可能であることをご存じでしょうか?
本セミナーではインドネシアの日系製造業社様によるIT投資のための補助金申請の条件や方法、注意点などについて、現役の中小企業診断士が詳しく解説します。

第1部:インドネシアでも活用できる補助金【デジタルレバレッジ合同会社 棈木(あべき)順一様】

10:35~10:55(インドネシア時間)
国の中小企業支援策の中核と言える「ものづくり補助金」は、生産性向上のための設備投資が加工機械などのハードウェアからソフトウェアツールへシフトしているのに対応して、DXへの投資を補助金の対象として加え拡充されています。
また、生産工場を海外展開している中小企業が増加している状況から、「グローバル枠」として海外工場への設備投資を補助金の対象とし、後押ししています。
本セミナーでは、「ものづくり補助金」を中心に、どのような補助金か、その活用方法とスケジュール、資金調達としてみたときの注意点、審査員が重視していて採択を左右する事業計画のポイントを解説します。

第2部:インドネシアにおける生産スケジューラの導入と活用事例紹介【PT.BAHTERA HISISTEM INDONESIA】

10:55~11:10(インドネシア時間)
インドネシアで製造業の生産計画作成業務の自動化は難しいのではないかと言われますが、自動車部品、消費財、化学液体製品などさまざまな業種で生産スケジューラAsprovaが活用され効果を発揮しています。
インドネシアの生産計画作成方法の特徴とインドネシア人担当者の思考パターンの傾向を踏まえた、成功に導く生産スケジューラの導入方法をご説明いたします。

第3部:補助金採択率を高めるAI生産スケジューラ(Solver)とは ~導入事例から学ぶAIを活用した工場カイゼン
【Asprova株式会社】

11:10~11:35(インドネシア時間)
設備の稼働率、炉資源の充填率の向上や段取回数の削減、平準化など様々な工場のカイゼンを推進する最新のAI生産スケジュールについてご紹介させ頂きます。

質疑応答

11:35~11:45(インドネシア時間)
セッション中にQ&Aからいただいたご質問に回答させていただきます。また簡単なアンケートへのご記入をお願いいたします。

スピーカーのご紹介

デジタルレバレッジ合同会社
代表 中小企業診断士 棈木(あべき)順一

その他の保有資格
ITストラテジスト 情報セキュリティスペシャリスト ISO-9001/ISO-27001審査員補
IoTやVRを応用した組込み機器の設計・開発を担当していた精密機器メーカーを定年退職後、経営コンサルティングの国家資格である中小企業診断士資格を取得して中小企業の新製品開発や生産性アップ、DXのご支援をしています。IoT、AIなど技術面での目利きとビジネス面での事業計画、原価削減、品質対策などを総合的にご支援することができます。

⇒ デジタルレバレッジ合同会社のサイトへ

PT.BAHTERA HISISTEM INDONESIA
アドバイザー 山本啓二 

東京の銀行系システム開発会社を経て、ジャカルタにてシステム開発・導入を16年、バリ島で輸出事業7年の経験あり。2018年に北ブカシに設立したPT.バテラ社にて、日系製造業社様向けに生産管理システム・MES・IoTの開発導入を行っている。インドネシアにて生産スケジューラ「アスプローバ」の導入経験は15年以上。

⇒ バテラ社のサイトへ

アスプローバ株式会社
コンサルタント部 部長 上村 義孝

制御系のプログラマーとして10年、生産管理及びMESのシステムエンジニアとして10年、製造業の3層モデルのすべてのシステムに携わり、100件以上のシステム構築を手掛けてきた。その経験を元に現在ではアスプローバ社でコンサルタントとして国内外のスケジューラの導入を指導している。ここ数年は東南アジアの案件が増えてきており、月1回はタイ、インドネシア、ベトナム、マレーシアなどを訪問し、様々な業種のスケジューラの導入を指導している。

⇒ アスプローバ―社のサイトへ

お申込み

  • 日時:2024年2月21日(水) 10:30~11:45(インドネシア時間)
  • 開催形式:ZOOMでのオンライン形式
  • 言語:日本語
  • 対象:インドネシアの日系製造業様
  • 定員:無制限(無料)
  • 協賛企業
    デジタルレバレッジ合同会社
    アスプローバ株式会社
    PT. Bahtera Hisistem Indonesia

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PT. Bahtera Hisistem Indonesia
担当:山本  Tel: +62-81-8801414 eMail: yama@bahtera.jp

2024/01/08