インドネシア生活

運を引き寄せる方法【ドラマで人生の教訓を学ぶ】


ドラマから学ぶことは多い

小説やドラマなどのストーリーはもちろん名セリフはよく記憶しているにもかかわらず、実用書やハウツー本で学んだ知識はすぐに忘れてしまう理由は、共感することにより心に記憶されるのと、機械的に頭に記憶する違いがあるからだと思います。

今話題沸騰の「半沢直樹」の第四話で半沢が部下の森山に対して語った仕事に向き合う自分自身の信念(心構え)、組織や世の中はこういうものだという強い思いには、SNS上でも多くの人が共感していることが分かりました。

  1. 正しい事を正しいと言える事
  2. 組織の常識と世間の常識が一致している事
  3. ひたむきに誠実に働いた者がきちんと評価される事

この当たり前のことのように思えることを忘れたときに、人は自分のためだけに仕事をするようになり、それは内向きで、卑屈で、醜く歪んでくるということはには身につまされる思いですが、その後に半沢が森山に言った以下の言葉がコロナ禍で厳しい時節柄もあって、僕にはグサッと刺さりました。

  • 勝敗は時の運だが決して自分の構えを崩すな

「時の運次第」と言われてしまうと話がそこで終わってしまうのですが、どんなに経験を積んで知識が増えても、どんなに素晴らしいプロダクトを開発しても、それが認められて商品として世の中に出るためには、究極的には運が必要だと感じることが何度もありました。

運気を引き寄せる方法

頑張っても出来ないことは出来ない、生理的に嫌いなものを好きになろうとしても無理、これは不条理ではあるものの真理であり、今のコロナ禍を乗り切るには、本人の情熱とか努力などとは別次元の運気が必要であり、これを引き寄せるにはどうしたらいいかを、インドネシアの75回目の独立記念日の今日、真面目にスタバで考えました。

風通しがいいこと

「風通しがいい」と一言で言っても内容は奥深く、基本的なことで言えば挨拶をする、相手の目を見て話す、姿勢よくするなど子供の頃に親や先生に教えられてきたことです。

昨日放送の「半沢直樹」の第五話で、半沢が「帝国航空はまだ腐っていない」と確信した理由が「挨拶」であり、過去のバンカーとしての経験から倒産寸前の会社の社員は社外の人に挨拶をしないが、帝国航空は現場の社員が社外の人間に対してキチンと挨拶をするというものです。

日本では綺麗な女性の目をみて微笑んで挨拶でもしようものなら警戒されるんじゃなかろうか、子供に挨拶でもしようものなら通報されるんじゃなかろうかという恐怖感から、伏し目がちで挨拶もそこそこだった自分は、インドネシアに来て挨拶をキチンとすることの重要性を思い出したわけで、これは僕がインドネシア人を尊敬する一つの理由です。

そしてもう一歩先の「風通しのよさ」とは、その場の状況を受け入れて楽しめることであり、コロナ禍で景気が悪い今であれば、現実に起こってもいない出来事の不安を心に溜め込まず、刹那的に馬鹿になって今を楽しめること。

相手を笑わかすためにはお尻にロウソクを挟んで点火するくらい吹っ切れたいものですが(引かれる可能性も高い)、挨拶にせよ馬鹿になることにせよ、自分の方に吹いてきた運気がちゃんと入り込めるように風穴を開けておくということです。

流れを変えること

仏教的価値観では、悟りの境地に達したとき世の中の仕組みがすべて理解できるらしく、それは以下の3つに集約されます。

  1. 世の中のものはすべて変化する(諸行無常 しょぎょうむじょう)
  2. 世の中のものはすべて関係しあっている(諸法無我 しょほうむが)
  3. 悟りの世界は穏やかである(涅槃寂静 ねはんじゃくじょう)

すべてが関連し合いながら変化し続ける世の中で、運気が来るのを待つのではなく自分で引き寄せるには、外の淀んだ気(オーラ―)を内から攪拌(かくはん)して流れを作ったり変えたりする必要があります。

コミュ症の僕がTwitterやブログをやっている理由がまさにこれで、心の中で思っていても言葉に出さないと言っていることにならない。ミュージシャンであればそれが音楽であり、芸術家であればそれがアートであるわけです。

最近の意識高い系のyoutubeで「Giveする人が成功する」「GiveすればするほどTakeが得られる」と連呼されると辟易するのですが、意味することにはおおむね賛同します。

視野が広いこと

メジャー進出後ヤクルトに復帰した青木宣親選手は、フラットなレベルスイングでボールを平面で捉えることで、ジャストミートする確率を上げることで有名ですが、同じように自分の方に吹いてきた運気に気づきモノにするには、ダウンスイングで点で捉えるのではなく、平面で(広い視野)で捉えるほうが確立が上がります。

レアル・マドリードから期限付きでビジャレアルに移籍している久保建英くんの凄さは、直接ボールを見なくても間接視野でボールを見てプレーできることであり、一言で言えば視野が広いということです。

溢れんばかりの情報もググればすぐに出てくる今、「視野が広い」とは流れてきた情報だけをキャッチするのではなく、情報の背景を理解できることであり、情熱や度胸で劣る年配者が若者に勝てる要素があるとしたら、この視野の広さしかないと思います。





おすすめ記事一覧

大統領選挙で考えたギャップにハマるということ 1

ギャップにキュンとするというのは人間の本能みたいなもので、ジョコウィの私利私欲のない素朴なおじさん像と、その実強力なリーダーシップを発揮する実務派という内面が、一見普通の人だが実はスゴイというギャップ好きのインドネシア人に大ウケして、大衆は一種の集団催眠状態にあるようです。

情報の質のレベル 2

見える化された結果を共有化することで問題点が共通認識されますが、共有化が進むことで情報の持つ希少価値が薄れて困る人間がいる場合、有益な情報を独占することでポジションを高めようという政治力が働きます。

インドネシアのスタバの店員にありがたい人生の教訓を教わった件 3

いつものスタバでいつものアイスコーヒーを注文していると、だいたいなじみの店員が「今日は珍しい時間に来たねー」とか「今日もいつものアイスでいいのかなー」とか馴れ馴れしくフレンドリーに話しかけてきます。

宗教によって異なる「死んだらどうなる」の考え方 4

キリスト教もイスラム教もともにユダヤ教から派生した宗教であり、それぞれイエス・キリスト(本人が神)またはアッラーという唯一無二の神を信じます。

株価操作なんてインドネシア株では当たり前 5

株価は売り注文と買い注文により変動し、大量の売り注文を買う注文がたくさん入れば、他の投資家達は「俺も俺も」と続くことで株価が上がります。

心臓に毛が生えたインドネシア人のずうずうしい転職活動を応援してみた 6

インドネシア人は秘密の話は誰かに暴露しないと精神の安定を保てない人が多いため、内緒の話に情報の希少性は少なく信憑性も低いことが多いので、「ここだけの話」という枕詞付きで聞かされる話は話半分に聞いておいたほうがいいかもしれません。

日系企業のインドネシアでの存在意義 7

今のまま日本の人口減が続けば、内需は縮小の一途をたどるわけで、そうなると日本国内市場だけで生き残るのは難しいと判断する国内企業が、海外市場に活路を見出そうとするのは必然です。

チャンスはあるが勝てる分野を見つけるのが難しい 8

実際にインドネシアに住んでみて、自分で動いて人と話しをして、現地の事情を少しずつ理解していくにつれて、インドネシアで起業することが意外と手強いことに気づき、その難しさの原因は、高い送料と関税であったりローカル企業との競争であったり、就労ビザ(IMTA)や外国人技能開発基金(DPKK)などのランニングコストの高さであったりします。

インドネシアのシステムインテグレーション業界 9

先日JETRO(日本貿易振興機構)さんと、インドネシアの中小企業のIT投資について意見交換させていただく機会をいただいたのですが、そこで「システム投資のコストメリットはどのように説明できるのか」という、システムインテグレーターの存在価値にも関わる重要な問題提起がありました。

肉体と精神と心と魂 10

「Body and Soul」といえば、昨日の内閣改造に伴う人事で内閣府政務官に内定した自民党の今井絵理子参議院員がメンバーだったSPEEDのデビュー曲であり、インドネシアの老舗女性ファッションブランド名でもあります。

ジャカルタのラーメン市場 11

僕がインドネシアに初めて来たのが1997年10月、インドネシア語は分からないし、仕事は辛いし、周囲の人間は理不尽だし、一時期日本に帰りたくて仕方がない時期がありましたが、当時自分をかろうじてインドネシアに繋ぎ止める心の支えとなっていたのが、協栄プリンスビル(今のWisma Keiai)の日本食レストラン「五右衛門」であり、ここでキムチラーメンを食べることが唯一の楽しみと言っても過言ではありませんでした。

ブランド力、技術力、資金力の3要素 12

1998年のジャカルタ暴動後、ルピアが暴落し海外からのドル建て債務を抱えた国内企業が利子の支払いに苦しんでいた頃、僕は外貨が獲得できるインドネシアでの新しいビジネスを探していました。

日本とインドネシアの間でのタイムマシン経営が通じなくなっている件 13

先進国と後進国との間にある流行のタイムラグを利用して、先進国での成功例を後進国で実践するビジネスモデルをタイムマシン経営といいますが、インターネットの普及に伴い情報がフラット化してしまい、モノと情報のタイムラグが限りなく小さくなった今、先駆者である中小零細同業他社が乱立し市場が出来上がったところに、後発の大手が参入し先発零細を駆逐していく、という典型的な負けパターンにはまります。

サリナデパートとマクドナルド 14

本日5月10日を最後にインドネシアのマクドナルド第1号店であるサリナデパート店(Sarinah)が閉店になりますが、ジャカルタのショッピングモールが新しいコンセプトでモダンにリニューアルされ続ける中で、僕がインドネシアに来たばかりの20数年前には、若者の待ち合わせ場所の定番でもあったサリナデパートやブロックMのパサラヤ(Pasaraya)などは完全に時代に取り残されてしまいました。

不景気の歴史 15

僕がインドネシアに来てからこれまで何度か経済不況を見てきましたが、今回の新型コロナウィルスの感染拡大により、間違いなく景気後退しますので、数年後にはこれがコロナショックとかコロナ不況とか呼ばれるようになるのかもしれません。

日本のバブル経済崩壊後とインドネシアの通貨危機後 16

自分が大学に入学したのがバブル経済末期の1991年、土地も株価もMAX爆上げして、三菱地所がアメリカの象徴であるロックフェラーセンタービルを買収し、ジュリアナ東京でワンレンボディコン(登美丘高校ダンス部のバブリーダンスみたいなやつ)のお姉さん達が扇子振って踊っている時期でした。

内需と外需の自国経済に及ぼす影響 17

公共事業投資を行っても、お金が企業内や個人の貯蓄に滞留してしまい国内消費が増えないのが日本の状況であり、国内消費は増えても消費材の輸入品比率が高く、国内資産が海外に流出しているのがインドネシアの状況です。

2019年の総選挙を前にインドネシア政治史のおさらい 18

来年の大統領選挙(Pemilu Pilpres Pileg Indonesia 2019)に向けての選挙運動(Kampanye)を解禁するにあたり、投票用紙に印字される順番はジョコウィ現職大統領・マフル副大統領候補組が1番、プラボウォ大統領候補・サンディアガウノ副大統領候補組が2番と決まりました。

コーヒーをもっと楽しくもっと美味しく 19

インドネシアは北回帰線と南回帰線をはさむコーヒーベルトに位置するコーヒー栽培に適した国で、1602年の東インド会社の進出を契機にオランダの植民地支配が300年以上続き、その間アラビカ種のコーヒーが持ち込まれ、気候のいい高原地帯で栽培が開始されました。

インドネシア人の悪魔祓い 20

人間誰しも自分の中に悪魔が潜んでおり、それが何らかのきっかけで表面に出て来るという考え方自体には、背景に宗教が有るか無いかの違いだけで、基本的に理解できる話であり、それを信じるか信じないかは別として、そういう考えがあることを認めることは大切なことだと思います。

-インドネシア生活

© 2020 バテラハイシステム Powered by STINGER