外免切替でインドネシアの免許証を日本の普通免許に切替える方法

2016/10/06

コタ駅周辺

外免切替でインドネシアの免許証(SIM-A)を日本の普通免許に切替可能であるということは、理屈では自動車教習所に通わずして免許を取得することも可能なわけですが、組織的にやるとおそらく発覚して摘発されるものと思われます。

国際免許証をお互いに認め合うジュネーブ交通条約

自宅アパートの引き出しの中にあるはずの日本の普通免許証を探していたら、奥のほうからかつてインドネシア初渡航前に東京で取得してきた国際免許証が出てきました。

日本で取得した国際免許がインドネシアで無効なのは、国際免許協定が記載されている外交条約のうち日本はジュネーブ条約、インドネシアはウィーン条約に加盟しているが相互に互換性がないから。ウィーン条約加盟国であるハンガリーの人は日本人がインドネシアのSIM Aを取得する理由が理解できない。

ジュネーブ条約と聞くと真っ先に戦争捕虜の扱い方、というイメージが出てくるのは、映画「戦場にかける橋」でイギリス軍将校の捕虜が、日本兵に対して「ジュネーブ条約に違反する」と反発したシーンが有名だからかもしれませんが、自国で発行された国際免許証を加盟国同士で認め合うジュネーブ交通条約は似て非なるものです。

1997年9月10日発行で1年間有効ということは既に18年前に期限切れてます。

しかもインドネシアはジュネーブ交通条約に加盟していないので、この免許自体インドネシアでは何の効力も発揮し得なかったわけですが、事前情報も少ないまま初めて行く国ということもあって、何かあったときのお守り代わりに取得したものでした。

ちなみに2世代前の旧パスポートを見ると、自分は1997年10月3日にインドネシア初入国してますので、今週月曜日の10月3日で滞在丸19年を迎えていました。

ビバ 19周年!

外免切替でインドネシアの免許証を日本の普通免許に切替

ジャカルタに転職したり、バリ島で商売を始めたり、何かと忙しくしているうちに、平成14年(2002年)に有効期限が切れたまま放ったらかしにしてあった免許を何とかせねばと思い立ったのが、10年後の2012年の春でした(あほ)。

この外免切替にかかる費用はわずか2,000円前後、日本で自動車教習所に1ヶ月通って30万円、だったらインドネシアで格安で免許を取得して、日本に戻って外免切替をするツアーを斡旋すればビジネスになるんじゃなかろうか、とも思いましたが、たぶんそのうち捕まると思うので止めときました。

外免切替に必要なものは以下のとおりで、戸籍抄本(個人事項証明書で必要な人のものだけを抜き出したもの)は住民票の代りに持っていったもので、戸籍謄本(全部事項証明書でその戸籍全部の写し)でもOKだと思います。

  1. 日本の期限切れ免許証(これがないと学科試験を課せられるらしい・・・アブネー)
  2. インドネシアの免許証
  3. JAF福岡支部で発行してもらうインドネシアの免許証の日本語翻訳レター
  4. パスポート
  5. 写真(縦3cm x 横2.4cm)1枚
  6. 費用2,000円くらい
  • 戸籍抄本(オプション)
    自分は海外転出届けを出して住民票を抜いているので、念のため市役所で取り寄せました。

JAF福岡支部にてインドネシアの免許証の日本語翻訳レターを取得


シンガポールから福岡空港に到着したその足で、3のインドネシアの免許証の日本語翻訳レター申請のためにJAFの福岡支部に行きました。

自分の場合、外免切替を申請するのは筑後試験場であり、いきなりインドネシア語で記載された免許証を見せられても困るでしょうから、あらかじめ「この免許証はインドネシアの正式な自動車運転免許証ですよ」という証明書を発行してもらいます。

筑後試験場は、JR羽犬塚駅から徒歩45分という、ウォーキングするにはちょうどいい頃具合の距離にあり、目の検査と簡単な講習会参加で、3年間有効なグリーンの普通免許証をゲットできました。