インドネシアの生活様式に合わせたブランド戦略をとってきたマクドナルドは、2020年の新型コロナウィルス感染拡大に伴うPSBB(大規模社会制限)施行による外食制限の影響を受けました。その結果、店舗への購買力吸引重視からオンライン注文重視というビジネスモデルへの転換を進めました。
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インドネシアのビジネス事情まとめ|進出・継続・IT・市場戦略
現地適合(品質×価格)が本国ブランドの優位より効きやすい。無印良品は2021年5月末にインドネシア全店舗を閉鎖し、低価格帯で模倣品に近い商品構成の中国系小売が多店舗展開した局面がある。かつては日本人が資本とアイデアを提供し、インドネシ…
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この記事でわかること
- 2020年にインドネシアでPSBBが施行され、マクドナルド第1号店が閉店しました。
- マクドナルドはオンライン注文を重視するビジネスモデルに転換しています。
- インドネシアのマクドナルドはPaNasセットなど現地食文化に合わせたメニューを提供しています。
- ミレニアル世代やZ世代にとって、マクドナルドはサードプレイスとしての役割を果たしています。
- 2020年9月のPSBB2下で、ジャカルタの店舗売上は前年同期比65%減少しました。
インドネシアのマクドナルド第1号店閉店とその背景|現地に根ざした戦略と食文化の融合
ジャカルタでは2020年、新型コロナウィルス感染拡大に伴うPSBB(大規模社会制限)が施行され、インドネシア最初の大型デパートSarinah(サリナ)が改修工事を開始しました。このデパートにオープンしたマクドナルドの第1号店は、閉店しました。新しいコンセプトに合わないと判断されたためです。
事例:このマクドナルドは、単なるファーストフード店を超えて、待ち合わせや商談、勉強など多様な目的で利用されていました。特にミレニアル世代やZ世代にとっては、生活様式に溶け込んだ存在でした。
要点:ロケーションの利便性や安価な価格設定が、多くの人々にとってのサードプレイスとしての役割を果たしていました。
マクドナルドのコーヒーはRp.11,000という価格で提供され、軽い感覚で2~3杯のおかわりが可能です。甘いパイと合わせると、苦みが甘さを中和し、飲みやすくなります。
事例:スラバヤ通りのカフェで、インドネシアのコーヒーは赤道付近の火山灰層の肥沃な土壌で栽培され、ハニー製法で風味が最大限に残された豆を挽き立てで飲むから、アロマと風味が芳醇でアフターカップの余韻が爽快なんです、と解説した後「私はMacのコーヒーが一番好きです」の一言で片付けられた思い出。


ミレニアル世代やZ世代にとって、マクドナルドはセカンドプレイスとサードプレイスの役割を果たしています。特に子供連れの主婦層には、ハッピーミールやプレイグラウンドが人気です。

インドネシアでは白米が食事の中心であり、マクドナルドもPaNasセットやブブールアヤムなど、現地の食文化に合わせたメニューを提供しています。これにより、ファーストフード店としての地位を確立しています。
事例:MacでブブールアヤムRp.11,000、アジア的なメニュー。コーヒーもRp.11,000、店内で3杯くらいおかわりするつもりだったが、ブカシの店内飲食は11時から。

キャッシュフロークワドラントとマクドナルドに学ぶ成功するビジネスモデルの本質
ロバートキヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」では、キャッシュフロークワドラントという概念が提唱されています。これは、労働収入と権利収入の2種類の稼ぎ方があり、従業員や自営業者は労働収入を得る一方、ビジネスオーナーや投資家は他人の時間やお金を活用して権利収入を得るというものです。
私はバリ島で輸出業を営んでいた際にこのシリーズを読み、インドネシア株や投資信託に投資しました。作中の多くのエピソードがフィクションと知りがっかりしましたが、マクドナルドのビジネスシステムの重要性を説く記述は印象的でした。
事例:「パブロとブルーノの物語」では、ブルーノが水汲みで報酬を得る間に、パブロは水路を作りシステムを構築します。同様に、マクドナルドはミレニアル世代とZ世代をターゲットに、顧客ロイヤルティを高めるビジネスモデルを築いてきました。
要点:優れたビジネスシステムの構築が、持続的な成功の鍵となります。
しかし、2020年9月のPSBB2下では、ジャカルタでの店舗内飲食が禁止され、第一四半期の売上は前年同期比65%減少しました。これにより、マクドナルドはオンライン注文やWOS(Web Order System)を中心としたビジネスモデルへの転換を進めています。