運を引き寄せる方法は、流れて来た運が自分に入り込むように明るく気さくにふるまうことによって周りに壁を作らず風通しを良くしておくこと、自分から何かを始め意見を外に発信することで運気を循環させること、流れて来た運気を受け止められるようにいろんな分野に興味を持つことの3点です。
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インドネシア生活における思考と感情
人間は弱い生き物ですから感情に支配されて勘定の赴くままに意思決定したり行動したりするものですが、結果は得てして非合理的なものになりがちなので、相手の感情を汲み取りながらも自分は感情に流されない合理的な思考訓練が重要だと考えます。
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ドラマから学ぶことは多い
小説やドラマなどのストーリーはもちろん名セリフはよく記憶しているにもかかわらず、実用書やハウツー本で学んだ知識はすぐに忘れてしまう理由は、共感することにより心に記憶されるのと、機械的に頭に記憶する違いがあるからだと思います。
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インドネシアで考えたドラマを観ることが現実世界で役に立つ理由
ハウツー本や動画で勉強した知識は頭で記憶するので忘れやすいものですが、ドラマにはストーリー性があり心を揺さぶられ涙するほど心の中に刻み込まれるので、現実世界での自分の振る舞いに何らかの影響を与えやすいと言えます。
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今話題沸騰の「半沢直樹」の第四話で半沢が部下の森山に対して語った仕事に向き合う自分自身の信念(心構え)、組織や世の中はこういうものだという強い思いには、SNS上でも多くの人が共感していることが分かりました。
- 正しい事を正しいと言える事
- 組織の常識と世間の常識が一致している事
- ひたむきに誠実に働いた者がきちんと評価される事
この当たり前のことのように思えることを忘れたときに、人は自分のためだけに仕事をするようになり、それは内向きで、卑屈で、醜く歪んでくるということはには身につまされる思いですが、その後に半沢が森山に言った以下の言葉がコロナ禍で厳しい時節柄もあって、僕にはグサッと刺さりました。
- 勝敗は時の運だが決して自分の構えを崩すな
「時の運次第」と言われてしまうと話がそこで終わってしまうのですが、どんなに経験を積んで知識が増えても、どんなに素晴らしいプロダクトを開発しても、それが認められて商品として世の中に出るためには、究極的には運が必要だと感じることが何度もありました。
運気を引き寄せる方法
頑張っても出来ないことは出来ない、生理的に嫌いなものを好きになろうとしても無理、これは不条理ではあるものの真理であり、今のコロナ禍を乗り切るには、本人の情熱とか努力などとは別次元の運気が必要であり、これを引き寄せるにはどうしたらいいかを、インドネシアの75回目の独立記念日の今日、真面目にスタバで考えました。
明るく気さくであること
基本的なことで言えば挨拶をする、相手の目を見て話す、姿勢よくするなど子供の頃に親や先生に教えられてきたことです。
昨日放送の「半沢直樹」の第五話で、半沢が「帝国航空はまだ腐っていない」と確信した理由が「挨拶」であり、過去のバンカーとしての経験から倒産寸前の会社の社員は社外の人に挨拶をしないが、帝国航空は現場の社員が社外の人間に対してキチンと挨拶をするというものです。
日本では綺麗な女性の目をみて微笑んで挨拶でもしようものなら警戒されるんじゃなかろうか、子供に挨拶でもしようものなら通報されるんじゃなかろうかという恐怖感から、伏し目がちで挨拶もそこそこだった自分は、インドネシアに来て挨拶をキチンとすることの重要性を思い出したわけで、これは僕がインドネシア人を尊敬する一つの理由です。 インドネシア人に見習いたいところ【2030年にはGDPで日本を追い抜くといわれているインドネシアに住む人々の特徴】 2030年にはGDPで日本を追い抜くといわれているインドネシアに住む人々は総じて陽気で明るい性格の人が多いのですが、僕の経験の範囲で「これは見習いたい」と思う点を挙げてみました。 続きを見る
そしてもう一歩先には、その場の状況を受け入れて楽しめることであり、コロナ禍で景気が悪い今であれば、現実に起こってもいない出来事の不安を心に溜め込まず、刹那的に馬鹿になって今を楽しめること。
相手を笑わかすためにはお尻にロウソクを挟んで点火するくらい吹っ切れたいものですが(引かれる可能性も高い)、挨拶にせよ馬鹿になることにせよ、自分の方に吹いてきた運気がちゃんと入り込めるように風穴を開けておくということです。
流れを変えること
仏教的価値観では、悟りの境地に達したとき世の中の仕組みがすべて理解できるらしく、それは以下の3つに集約されます。
- 世の中のものはすべて変化する(諸行無常 しょぎょうむじょう)
- 世の中のものはすべて関係しあっている(諸法無我 しょほうむが)
- 悟りの世界は穏やかである(涅槃寂静 ねはんじゃくじょう)
すべてが関連し合いながら変化し続ける世の中で、運気が来るのを待つのではなく自分で引き寄せるには、外の淀んだ気(オーラ―)を内から攪拌(かくはん)して流れを作ったり変えたりする必要があります。
コミュ症の僕がTwitterやブログをやっている理由がまさにこれで、心の中で思っていても言葉に出さないと言っていることにならない。ミュージシャンであればそれが音楽であり、芸術家であればそれがアートであるわけです。
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心の中の思いを言葉で表現する大切さ
心の中で思っているだけでは、考えが見える化、体系化されていないため、自分でも実はよくわかっていないことが多く、言葉という手段で共有化されていない以上当然相手にも伝わりません。
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最近の意識高い系のyoutubeで「Giveする人が成功する」「GiveすればするほどTakeが得られる」と連呼されると辟易するのですが、意味することにはおおむね賛同します。
視野が広いこと
メジャー進出後ヤクルトに復帰した青木宣親選手は、フラットなレベルスイングでボールを平面で捉えることで、ジャストミートする確率を上げることで有名ですが、同じように自分の方に吹いてきた運気に気づきモノにするには、ダウンスイングで点で捉えるのではなく、平面で(広い視野)で捉えるほうが確立が上がります。
レアル・マドリードから期限付きでビジャレアルに移籍している久保建英くんの凄さは、直接ボールを見なくても間接視野でボールを見てプレーできることであり、一言で言えば視野が広いということです。
溢れんばかりの情報もググればすぐに出てくる今、「視野が広い」とは流れてきた情報だけをキャッチするのではなく、情報の背景を理解できることであり、情熱や度胸で劣る年配者が若者に勝てる要素があるとしたら、この視野の広さしかないと思います。