金型と作業者の制約条件による生産計画最適化

2012/03/18

金型

金型の保有数や交換にかかる段取り時間、金型と資源のマッピング、メンテナンススケジュールは、生産計画に大きく影響します。これにより、作業者や金型などの主資源に対する制約条件を生産計画に反映させることができます。

Asprova

インドネシアの生産スケジューラ

生産計画と負荷計画は密接に関連しており、数量ベースでの確認が求められる。PSI表を用いて生産数量、消費数量、在庫数量を対比することが重要。計画は実績と比較して進捗を確認し、在庫数量に基づく予測でリセットされる。

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この記事でわかること

  • 金型の交換時間を主資源の前段取り時間に設定すると内段取りとなり、機械は120分間ストップします。
  • 金型交換時間を副資源の前段取り時間に設定すると外段取りとなり、機械は120分間稼動し続けます。
  • 作業者を副資源として設定し、資源有効条件に稼動可能な条件式を設定することで制約条件を反映できます。
  • カレンダーの資源量で作業者数を調整し、資源テーブルの資源量制約を変化させることで計画作業時間に反映させます。
  • 設備に余裕があっても副資源の制約により生産計画の割付順序に制約をつけることができます。

金型の制約条件と内段取りと外段取りの設定方法

製造BOMに副資源を設定し、主資源と副資源の前段取りタスクを0またはブランクにすると、前段取り時間は発生せず、金型保有数の制約条件のみを表現できます。金型交換時間を主資源の前段取り時間に設定すると内段取りとなり、例えば主資源CUTの前段取りタスクに120分、副資源の前段取りタスクに0を設定すると、内段取り時間120分の間は機械をストップします。

これに対して、金型交換時間を副資源の前段取り時間に設定すると外段取りとなり、例えば主資源の前段取りタスクはブランク、副資源の前段取りタスクに120分を設定すると、外段取り時間120分の間も機械は稼動し続けます。

作業者の制約条件と資源量による計画作業時間の調整

金型と同様に、作業者も副資源として考え、主資源の計画に対する制約条件として反映できます。この場合、作業者である副資源の資源有効条件に、作業者が稼動可能である条件式を設定します。

作業者の制約条件と資源量による計画作業時間の調整

工程の作業(前段取りタスクまたは製造タスク)に使用される主資源に対して、副資源として作業者を割り当てます。カレンダーの資源量で作業者数を調整し、資源テーブルの資源量制約を資源量に応じて変化させることで、計画作業時間に反映させます。

作業者の制約条件と資源量による計画作業時間の調整

  1. 製造BOMの該当工程に副資源(作業員)を設定
  2. 資源テーブルの作業員の資源制約を無限能力に設定
  3. 負荷状況を確認しながらカレンダーテーブルの資源量を増やしていく

設備に余裕はあるが割付順序に制約条件をつける

設備に余裕がある場合でも、金型や作業者といった副資源の制約が生産計画に影響を与えることがあります。これは、副資源を設定することで、設備の生産計画の割付順序に制約をつけることができるということです。生産スケジューラーは、設備に余裕があれば空いている設備に作業を割り付け、最短で完了する計画を作成します。

しかし、「前のロットが完了してからでないと後のロットを開始できない」という制約がある場合、両方のロットの生産工程に共通の副資源を設定することで、シリアルな生産計画を作成することが可能です。

よくある質問|生産計画最適化のFAQ

本稿の内容に沿って、繰り返し出る問いを短く整理します。

金型の内段取りと外段取りの違いは何ですか?

内段取りは金型交換時間を主資源の前段取り時間に設定し、機械を停止させます。外段取りは金型交換時間を副資源の前段取り時間に設定し、機械を稼動させたまま行います。

作業者の制約条件はどのように生産計画に反映されますか?

作業者を副資源として設定し、資源有効条件を設けることで計画に反映されます。カレンダーの資源量で作業者数を調整し、資源テーブルの制約を資源量に応じて変化させます。

設備に余裕がある場合でも制約条件が生産計画に影響するのはなぜですか?

副資源の制約があると、設備の割付順序に制約がつくためです。例えば、共通の副資源を設定することで、シリアルな生産計画を作成することが可能になります。