Asprovaを用いた製造工程の効率化と制約管理

2018/12/23

プロセス系工場

パッケージシステムは、組立系製造工程向けに開発されています。これは業務の標準化がしやすいためです。一方、プロセス系は一貫ラインを使用し、自工程作業と次工程作業が連続して行われます。そのため、空き時間が発生せず、他オーダの作業が間に割って入ることはありません。

Asprova

インドネシアの生産スケジューラ

生産計画と負荷計画は密接に関連しており、数量ベースでの確認が求められる。PSI表を用いて生産数量、消費数量、在庫数量を対比することが重要。計画は実績と比較して進捗を確認し、在庫数量に基づく予測でリセットされる。

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この記事でわかること

  • 組立系製造工程は業務の標準化がしやすく、パッケージシステムに適しています。
  • プロセス系製造工程では、一貫ラインを使用し、空き時間が発生しないように設計されています。
  • Asprovaでは、計画設定の重なりMAXを0に設定し、他オーダの割り込みを防ぎます。
  • 資源ロックを活用することで、工程間の待機時間を削減し、生産効率を向上させます。
  • 24時間稼動の工場では、シフトテーブルに0:00-23:59を設定し、日またぎを防ぎます。

製造工程の組み立て系とプロセス系

生産管理のパッケージシステムを導入する際、基本的には標準業務フローにお客さんの業務を合わせることが前提です。しかし、多くのパッケージシステムは組立系製造工程向けに開発されています。これは、プロセス系に比べて組立系のほうが業務の標準化がしやすいためです。プロセス系の場合、業務の標準化が難しいため、カスタマイズが施されることが多いです。

プロセス系製造工程では、一貫ラインを使用するため、自工程作業と次工程作業が連続して行われ、空き時間が発生しません。他オーダの作業が間に割り込むこともありません。また、タンクを使用するケースが多く、自工程での調製作業が完了し、次工程に流れ終わるまでの間、タンクに他のオーダを割り付けたくないという制約が発生します。

  1. 自工程と次工程との間に最大何分の時間を空ける
    • 自工程作業後、醗酵や品質低下を防ぐために1時間以内には次工程を開始する必要があります。
    • 自工程と次工程の間に他のオーダを割り付けない(工程間に空き時間を作らない)。
  2. 自工程での作業の完了後、一定時間は他のオーダを割り付けない
    • 作業が終了してからもタンクを3時間占有します。
    • 次工程が開始して60分間タンクを占有します。
    • 次工程が終了するまでタンクを占有します。
  3. 作業の日またぎさせない

自工程と次工程との間に他オーダの作業を割り付けない

生産スケジューラーAsprovaでは、ラインの空き時間を利用して別オーダの作業を割り付け、稼働率を最大化する生産計画を立てます。しかし、一貫ラインで製造される工程ごとの作業の間に他オーダの作業が割り込まないようにすることも可能です。これにより、製造プロセスの効率を維持しつつ、計画の一貫性を保つことができます。

  • 計画設定の重なりMAXを有効にするをオンにします。
  • 製造BOMの重なり方法にES(End Start)を設定します。
  • 製造BOMの重なりMAXに0を設定します。

Asprova資源ガントチャート

自工程での作業の完了後、一定時間は他のオーダを割り付けない

生産スケジューラAsprovaを使用すると、自工程での作業が完了した後、次工程の開始時間や終了時間まで他のオーダを割り付けないようにする生産計画を立てることが可能です。これにより、工程間のスムーズな移行を確保し、効率的な生産を実現します。

  • 計画設定で資源ロックをオンにします。
  • 資源テーブルの資源ロックに「PE(Parent End 後工程の終了まで)」を設定します。

Asprova資源ガントチャート

事例:ある製造ラインでは、資源ロックを活用することで、段取り替えの時間を短縮し、全体の生産効率を向上させました。

要点:資源ロックを適切に設定することで、工程間の無駄な待機時間を削減し、生産効率を高めることができます。

作業の日またぎをさせない

液体の調製工程から充填工程までを一貫ラインで製造する際、各工程の作業が日をまたがずに連続して行われるような生産計画を立てることが重要です。これにより、製造時間の中断を防ぎ、効率的な生産が可能となります。特に24時間稼動の工場では、シフトテーブルに0:00-23:59を設定し、1分間の中断を設けることで、日またぎを防ぎます。また、資源テーブルの製造中断時間MAXに-1Mを設定することで、計画通りに作業を進めることができます。

  • 24時間稼動の場合はシフトテーブルに0:00-23:59を設定し1分間の中断を設定する。
  • 資源テーブルの製造中断時間MAXに-1Mを設定する。

Asprova資源ガントチャート

事例:ある製薬会社では、Asprovaを用いて24時間稼動の生産ラインを効率化し、日またぎの中断を最小限に抑えることに成功しました。

要点:日またぎを防ぐためには、シフトと資源の設定が重要です。

よくある質問|製造工程の効率化と制約管理

本稿の内容に沿って、繰り返し出る問いを短く整理します。

プロセス系製造工程の特徴は何ですか?

プロセス系製造工程では、一貫ラインを使用し、自工程作業と次工程作業が連続して行われます。そのため、空き時間が発生せず、他オーダの作業が間に割り込むことはありません。また、タンクを使用するケースが多く、特定の制約が発生します。

Asprovaを使用した生産計画の利点は何ですか?

Asprovaを使用すると、ラインの空き時間を利用して別オーダの作業を割り付け、稼働率を最大化する生産計画を立てることができます。また、一貫ラインで製造される工程ごとの作業の間に他オーダの作業が割り込まないようにすることも可能です。

日またぎを防ぐための設定方法は?

24時間稼動の場合、シフトテーブルに0:00-23:59を設定し、1分間の中断を設けることで日またぎを防ぎます。また、資源テーブルの製造中断時間MAXに-1Mを設定することで、計画通りに作業を進めることができます。