謙虚であるためには心の余裕が必要であり、心に余裕を持つには自分に対する自信が必要であり、自分に自信があるということは、日頃からの反復練習で培われた技術や知識で武装されているという状態です。
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インドネシア生活における思考と感情
人間は弱い生き物ですから感情に支配されて勘定の赴くままに意思決定したり行動したりするものですが、結果は得てして非合理的なものになりがちなので、相手の感情を汲み取りながらも自分は感情に流されない合理的な思考訓練が重要だと考えます。
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謙虚さは心の余裕から生まれ、心の余裕は日頃の反復練習から生まれる
先日、工業団地からの帰り道、会社の運転手さんから、道中で警察に止められてちょっとした口論になったという話を聞きました。要は特権意識が強く、横柄な態度をとる警察官に運転手さんが言い返したということです。
久々に名言来ました。
相手を見下すこと、他人の批判をすること、さらに言うと他人の噂話を面白おかしく第三者に広めること、これらすべて間接的に自分の立場を高めようとするみみっちい行為であり、自信のなさの裏返しでしかありません。
謙虚さを忘れないためには自分の心に余裕が必要であり、心に余裕を持つには日々技に磨きをかけるために反復練習が大事で、本番で普段の練習どおりに自分の力を発揮できるように準備しておくこと。
表面的な謙虚さとかやさしさとかはいつでも誰でも繕うことができますが、 本当に謙虚な気持ちを維持できているときは自分が丸腰でも不安がない精神状態であり、これは日ごろの練習の繰り返しに基づく自信から生まれます。
過去のつらい経験と比較すること
人間は思考と感情という二大要素を存分に生かして生きていく動物であり、気が重くなるのは感情に左右されすぎているからであって、これを制御できるのは思考しかありません。
すべての感情の基本は「嬉しい」と「悲しい」の2つであり、あらゆる状況で生まれる感情は、どちらの軸により傾いているかによって、ポジティブなものかネガティブなものかが決定されます。
一方で思考にはこのような基本軸がなく、人間誰にでも平等に備わっている良識(理性)を最大限働かせることにより、推論(仮説)を構築することができ、その確からしさを裏付けるのが、個人の場合は過去の経験になります。
結局は過去の自分のつらい経験を思い出して「あのときのつらさに比べたらどうってことないや」と思考することこそが気の重さを克服するのに一番有効なのかもしれません。
苦手な相手とのコミュニケーション
弊社は現在西ブカシにて製造業様向けのITによる業務改善を提案させていただいておりますが、お客様によっては値引きや支払い条件の交渉がシビアだったり、見積もり工数以上の作業を無理にやらせようとしたり、支払いが滞りがちだったり、正直苦手だなと思うケースも無きにしもあらずです。
このような苦手な顧客とは、代表である自分の裁量で遠ざかることもできますが、基本的には粘り強く交渉を行い、心の底でいろいろ思うところはあっても、決して表面には出さず実利追及のスタンスを固持すべしというのが私のポリシーです。
これはあくまでビジネスの話であって、日常生活では苦手な相手と我慢して付き合うことは精神衛生上良くないと思いますが、SNSでネトウヨの嫌韓嫌中、ネトサヨの日本下げの主張を目にするたびに感じるのは、自分を嫌う相手や苦手な相手とは距離を置き、批判だけしていればさぞかし楽なんだろうなあということです。
伝説の合気道家、塩田剛三の名言が心に刺さります。