ハイビスカスの文化的背景と栽培のポイント

2020/06/11

ハイビスカス

ハイビスカスがインドネシア語でbunga sepatuと呼ばれるのは、花が靴磨きのワックスとして使われていたことに由来します。ハイブリッドの交配種はつぼみのまま落下することが多く、適度な日当たりや水やりのタイミング、風通しに注意が必要です。

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インドネシアの代表的な植物にはラフレシア、フランジパニ、ハイビスカス、アロカシアがあります。2020年から2021年のコロナ禍で観葉植物栽培ブームが発生しました。零細事業者のオンライン進出はインドネシアの国家戦略に合致しています。

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この記事でわかること

  • ハイビスカスはインドネシア語でbunga sepatuと呼ばれ、靴磨きのワックスとして使われていたことに由来します。
  • ハイビスカスは200種類以上の交配種があり、南アジア、東南アジア、太平洋の島々が原産です。
  • ハイビスカスティはローゼル(Hibiscus sabdariffa)を原料とし、利尿作用や胆汁分泌促進作用があります。
  • ハイビスカスの花言葉は色によって異なり、赤は愛と情熱、白は純粋さ、美しさ、優雅さを表します。
  • 雷雨後の植物の成長は、雷の放電による窒素濃度の上昇が影響し、特にハイビスカスは雨季の弱酸性の雨で開花しやすくなります。

熱帯・亜熱帯の代表的な花であるハイビスカス

ハイビスカスは、日本では扶桑花(フソウゲ)や仏桑花(ブッソウゲ)とも呼ばれ、インドネシアのような熱帯地域や沖縄、ハワイのような亜熱帯地域を象徴する花です。ハワイでは州花に指定されており、花を右耳に挿している女性は未婚、左耳の後ろに挿している女性は既婚を意味します。

事例:育て始めた時期を覚えていない、いちごかき氷的な赤と白のハイブリッドがはじめて咲いた。

ハイビスカスの名前は、ローマ時代の植物学者であるPedanius Dioscorides(ペダニウス ディオスコリデス)がギリシャ語のhibiskos(ヒビスコス)に由来して名付けたとされています。このhibiskosは美を司る女神(hibis)に由来するという説もありますが、実際のところは不明です。

事例:ハイビスカスがインドネシア語でbunga sepatuと呼ばれるのは、花の形が靴に似ているからではなく、昔インドで靴磨きのワックスとして使われていたからです。

インドネシアではbunga sepatu(靴の花)と呼ばれるハイビスカスは、南アジア、東南アジア、太平洋の島々原産とされ、世界中で交配が行われた結果、200種類以上に増えています。花弁の形状からは一重と二重以上のものに大別されます。

事例:個人的には一重で花弁が大きいタイプが好みで、2000年代初頭のバリ島の自宅では白や黄色、ピンクの大型ハイビスカスを中庭に植えていました。特に「マドンナ」と呼ばれるハワイアンタイプの品種が好きで、大きな白い花びらの中心が赤く、bendera Jepang(日本の国旗)と呼んでいました。

事例:大型ピンクの二重花ハイビスカスが咲いていた。

花言葉は植物に象徴的な意味を持たせるために与えられる言葉で、ハイビスカスの一般的な花言葉は「繊細な美」です。色ごとに若干意味が異なり、白は純粋さ、美しさ、優雅さ、黄は幸福、日光、幸運、ピンクは愛情の友情、紫は謎、赤は愛と情熱を表します。

  • 白:純粋さ、美しさ、優雅さ
  • 黄:幸福、日光、幸運
  • ピンク:愛情の友情
  • 紫:謎
  • 赤:愛と情熱

健康に良いハイビスカスティ

植物の栽培においては水の加減が重要です。アロカシアやアンスリウムは水が多すぎると葉が黄色くなり根腐れしますが、ハイビスカスは毎日十分な水まきをしても問題ないため、栽培しやすい植物です。

また、定期的に肥料を投与することも大切です。ブカシの家の鉢植えハイビスカスには、根を強く育てる肥料と花を咲かせる肥料を隔週で投与しています。これを怠ると、花が開花する前に落ちてしまいます。

事例:外出自粛で暇だったおかげでこまめに肥料をあげて害虫駆除をしたら、毎日ポコポコ咲きまくるのが嬉しい。

葉が元気を失ったと感じたら、葉の裏側や茎に害虫がいないかチェックすることも重要です。ハイビスカスはアブラムシやカイガラムシにやられやすいので、水を十分に与えているのに葉がしおれている場合は、害虫がついている可能性があります。霧吹きで害虫駆除液(Anti hama)を吹きかけて対処します。

事例:雨後は栄養のまわりが良いのか、ハイビスカスが3種咲いている。真ん中のはputri India(インド人の娘)と呼ばれているが、雰囲気はそうかなと思う。

ハイビスカスティはジャスミンティと並んで有名な花茶で、利尿作用や胆汁分泌促進作用があります。解毒や皮膚細胞の新陳代謝を促すアンチエイジング効果、血中コレステロール値を減らす効果も期待されています。原料となるハイビスカスの花は、ローゼル(Hibiscus sabdariffa)というハイビスカスと同じフヨウ属の花です。

事例:Lembangの植木屋のおっちゃんが「うちで一番デカイから」と言っていたハイビスカス。重くて下向いてしまうので正面向かせて撮影。

アフリカのお土産で貰ったハイビスカスティを煮て飲んだところ、あまりの不味さに驚きましたが、アフリカでは漢方薬的な位置づけのようです。おしゃれカフェで出される酸味のある薄赤のものは、暑い日中に少量の砂糖を加えて飲むと新鮮で美味しく感じます。

雷雨の後には花がよく咲くは本当か?

バリ島の自宅の庭で、乾季に毎朝夕水道水を撒いても元気が出ない植物が、短時間の小雨の後に急に元気になる経験を何度もしました。日本でも雷の多い年は豊作と言われ、雷の放電により空気中の窒素濃度が上がり、これが水に溶けて降り注ぐことで植物の成長を促進させるようです。

事例:うちのハイビスカスはpH8.5付近のアルカリ性水道水では満足しないようで、乾季にたっぷり水を撒いても咲かなかったのに、雨季に入ってpH6以下の弱酸性の雨が一晩降るだけで開花するのが不思議です。

インドネシアの新型コロナウィルス感染拡大により、2021年7月3日から20日まで(7月末まで延長決定)緊急公衆活動制限PPKMが施行され、ジャカルタの主要道路は通行止め、飲食店での店内イートインが禁止されました。自宅で過ごす時間が長くなり、余暇時間が多くなると普段以上にハイビスカスの手入れをマメにするようになり、毎日のように華麗で繊細な色と形の花を咲かせてくれます。

事例:雷雨後の植物の成長は、雷の放電による窒素濃度の上昇が影響しています。特にハイビスカスは雨季の弱酸性の雨で開花しやすくなります。

要点:雷雨は植物の成長を促進する要因となり、特に窒素濃度の変化が影響を与えます。

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