インドネシアのJ.COドーナッツは、東南アジア全般の文化に適合しつつ、スターバックスが提唱したサードプレイスの概念を模倣したブランド戦略で急成長しました。
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インドネシアのビジネス事情まとめ|進出・継続・IT・市場戦略
現地適合(品質×価格)が本国ブランドの優位より効きやすい。無印良品は2021年5月末にインドネシア全店舗を閉鎖し、低価格帯で模倣品に近い商品構成の中国系小売が多店舗展開した局面がある。かつては日本人が資本とアイデアを提供し、インドネシ…
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この記事でわかること
- J.COドーナッツは2005年にインドネシアで設立され、急速に店舗を拡大しました。
- スターバックスのサードプレイス概念を模倣し、リラックスできる空間を提供しています。
- J.COは柔らかく軽い食感のドーナッツで、インドネシア市場に新しいイメージを作りました。
- 2019年7月時点で、J.COはインドネシアを含む6カ国で232店舗を展開しています。
- J.COのロゴはシンプルで記憶に残りやすく、輸入ブランドのようなイメージを持たせています。
J.COドーナッツの誕生と急成長の裏側:インドネシアでの成功とブランド戦略
私がインドネシアに来た時、ファーストフードの代表格はマクドナルド、KFC、ピザハット、そしてダンキンドーナッツでした。ダンキンのドーナッツは非常に甘く、インドネシア人の中でも「ダンキンは甘すぎる」と言う人が多かったのを覚えています。


J.COドーナッツとダンキンドーナッツの比較(tirto.idより)
Johnny Andreanはクリスピークリームのフランチャイズ計画をキャンセルし、J.COドーナッツをオープンしました。この決断は、インドネシア全土での急速な店舗展開を可能にしました。
事例:バリ島のKutaにJ.COがオープンした際、クリスピークリームより安価で種類が豊富なドーナッツが提供され、インドネシアでのドーナッツの新しい時代を感じました。
要点:J.COは価格と品揃えで競争優位を築き、インドネシア市場での成功を収めました。
ダンキンがインドネシアに進出して以来、硬くて甘いドーナッツのイメージが定着していましたが、J.COは柔らかく軽い食感で新しいイメージを作り上げました。これにより、インドネシアのカフェブームの先駆けとなりました。
スターバックスの「サードプレイス」コンセプトを模倣し、J.COも高品質のドーナツとコーヒーを提供し、リラックスできる空間を提供することを目指しました。
J.CO、コーヒーRp.23,000にグレージー1個付いてきて、吹き抜け空間にバーのように設計された電源付きテーブルで長居OK、スタバほど洗練された店員さんではないが、おしゃれ空間での「普通の女の子」による接客が居心地を良くするコスパ最強の顧客体験。

J.COドーナッツのロゴ戦略とブランディング成功の秘密:東南アジアで拡大する“輸入風”カフェ文化の真実
J.COドーナッツはインドネシアをはじめ、マレーシア、シンガポール、フィリピン、サウジアラビア、中国で232店舗にまで拡大しています。特徴的なオレンジのロゴは、スターバックスの緑の人魚ロゴと同様に、ブランド認知度を高める戦略の一環です。
スタバ旧ロゴ(CityWalkスディルマン店)
J.COのロゴはスタバの旧ロゴに似ており、円の中に孔雀のシンボルが配置されています。シンプルさを追求し、J.COの文字だけを入れることで消費者の記憶に残りやすくしています。
事例:日本では国内産の牛肉や魚が最高とされていましたが、インドネシアでは輸入品が高品質の証とされます。J.COの名前やロゴも、輸入ブランドのように見えるようにデザインされています。
要点:J.COは、輸入品が高品質とされるインドネシア市場において、海外ブランドのようなイメージを持たせることで成功を収めています。

東南アジアでは、庶民が道端の屋台で集まる文化がありましたが、J.COは都会のアッパーミドル層の若者やオフィスワーカーが集まれる新しいライフスタイルの場を提供しました。コーヒーを飲みながらドーナッツを楽しむ空間を提供することで、単なるドーナッツ店以上の価値を提案しています。