インドネシアのローカル市場では、プロダクトに求められる要求が高度化しています。競争が益々シビアになったことで、日本人の役割が多能工化し、積極的にデリバリーにまで関与できることが価値を持つ時代になると思います。
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インドネシアのビジネス事情まとめ|進出・継続・IT・市場戦略
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この記事でわかること
- インドネシア市場では、日本人の多能工化が求められています。
- 日本とインドネシアの1人あたり名目GDPの格差は縮小しています。
- インドネシアでは、日本人が営業職と管理職を兼任することが一般的です。
- インサイドセールスが主流となり、組織図が変化しました。
- 日本人駐在員のライフスタイルは1997年頃から大きく変わっていません。
インドネシア駐在員の役割と生活はどう変わったか?日本人と現地の経済格差が縮小する中での現実
日系企業のインドネシア現法では、日本の部長クラスが社長に、日本の営業課長が副社長や営業部長に就任することが多いです。また、日本の技術者も管理業務が増えるのが普通です。
日本からの出張者は、インドネシアでは治安と利便性の問題から運転手付きの社用車やブルーバードタクシーで移動することが一般的です。
事例:かつて、ブルーバードタクシーの運転手が「日本人は王様のような生活をしている」と言っていました。ジャカルタ中心部の高級アパートメントに住み、土日はゴルフという生活が、地元の運転手からすると王様のように映ったのでしょう。
要点:日本人駐在員の生活は、地元の人々から特別に映ることがあります。
日本人駐在員のライフスタイルは1997年頃からさほど変わっていないかもしれませんが、日本とインドネシアの1人あたり名目GDPの格差は大幅に縮まりました。インドネシア人の生活様式は急速にアップグレードしています。
シンガポールやタイの高級日本食レストランは、地元の富裕層で賑わっており、ジャカルタでも同様の状況になるでしょう。
日本の国内市場が飽和状態の中、インドネシアの市場は日系企業にとって魅力的ですが、プロダクトに求められる条件は厳しくなっています。
これから赴任する駐在員は、インドネシア市場の現状を冷静に受け止め、活躍することが求められます。逆に、考え方がアップデートされていないのは、長期滞在者だけかもしれません。
インドネシア進出日系企業に求められる「日本人の多能工化」と現地市場での生存戦略
インドネシアでは、日本人が日本またはインドネシア国内の日系企業から仕事を受注し、インドネシア人に作業指示を出して案件を管理するという構図が一般的です。このため、日本人は営業職と管理職を兼任するケースが多いです。
特に中小のサービス業にとっては、営業や管理のために駐在員を一人置くことがコスト的に合わないため、現場寄りのディレクション業務や開発自体にまで関与する「日本人の多能工化」が進んでいます。
この傾向はコストの問題だけでなく、高度人材の人件費高騰や、現地での迅速な対応が求められることが背景にあります。
事例:対面営業の機会が減り、オンラインでのインサイドセールスによる非対面取引が主流となりました。この変化により、インドネシアの企業の組織図と役割が大きく変わりました。
要点:インドネシアの外国人就業規則には専門知識の移転義務があり、日本人が現場での作業に深く関与することは問題になる可能性がありますが、実際にはデリバリーに深く関与せざるを得ない状況です。
私自身も管理業務よりプロトタイプ作成やデモに注力するようになり、今後も自分でデリバリーまで完結する仕事を増やそうとしています。