インドネシアのキリスト教徒は、人口の3%弱を占めるカトリックと、7%弱を占めるクリスチャンに分類されます。クリスチャンは、宗教改革後に分裂したプロテスタントを信仰する人々で、礼拝時に歌われる讃美歌はカトリックとは異なり、ポップミュージック調です。
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イスラム教徒が多数派のインドネシアで宗教と共に生きる|文化・習慣・歴史から学ぶ信仰の実態
インドネシアでは多様な宗教的出来事が日常的に見られる。5世紀からの宗教の歴史的変遷が地域ごとの独自の宗教色を形成。民主化の進展とシャリーアとの共存がインドネシアの特徴。
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この記事でわかること
- インドネシアのキリスト教徒はカトリックとクリスチャンに分類されます。
- カトリックからクリスチャンへの改宗は個人の信仰の変化によるものです。
- インドネシアのクリスチャン礼拝はエンターテインメント性が高いです。
- ヒルソングの賛美歌ライブは宗教に関心がなくても楽しめます。
- インドネシアの宗教儀式には歴史的背景と文化的違いがあります。
カトリックからクリスチャンへ改宗した妻とインドネシアにおける信仰の違い
私の妻は元々カトリック信者でしたが、偶像崇拝に疑問を感じ始め、クリスチャンの教会を訪れるようになり、最終的には洗礼を受けました。信仰を変えることはそんなに簡単なことなのでしょうか。
私たちが結婚した当時、彼女は熱心なカトリック信者でしたが、神父が書類を間違えてクリスチャンとして登録されてしまうという出来事もありました。
インドネシアではキリスト教徒はカトリックとクリスチャン(Kristen Protestan)に分類され、プロテスタントの人々は自分を「クリスチャン」と称します。
歴史的には、ユダヤ教から分派したカトリックがあり、16世紀にマルチン・ルターによる宗教改革でプロテスタントが誕生しました。カトリックの洗礼は軽い儀式ですが、クリスチャンの洗礼はプールで牧師に沈められる本格的なものです。
日本ではカトリックの聖職者を神父、クリスチャンを牧師と呼びますが、インドネシアではカトリックはRomo、クリスチャンはpendetaまたはgembalaと呼ばれ、pastorという英語起源の言葉も両方に使われます。
事例:妻が洗礼を受けた後、「はじめまして、新しい私です」と握手を求めてきたのには驚きました。
要点:インドネシアにおけるカトリックとクリスチャンの違いは、信仰の歴史的背景や儀式の違いに加え、呼称にも見られます。
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宗教観の違いと死生観に見るインドネシアと日本の文化比較
インドネシアでは宗教が生活の一部であり、無宗教の日本人に驚きを感じます。キリスト教とイスラム教はユダヤ教から派生し、共通の教義を持ちながらも神の解釈が異なります。クリスチャンは死を「帰る」と表現し、安心感を持って最期を迎えます。
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インドネシアの礼拝文化に驚き!カトリックとクリスチャンのミサ体験談
私は幼稚園のクリスマス会でヨセフ役を演じた経験がありますが、インドネシアでの礼拝体験はそれ以上に印象的でした。結婚の際にクリスチャンとして登録しましたが、先祖は仏教徒です。インドネシアではカトリックとクリスチャンのミサに参加したことがあります。ジャカルタ大聖堂やテレシア教会、バリ島のSt.Fransiskus Xaveriusなどを訪れました。
ジャカルタのカトリック教会のアイコン的存在であるジャカルタ大聖堂
カトリックのミサは厳粛で、教会によってコーラス隊の歌唱力に差はあるものの、静かに行われます。一方、クリスチャンの礼拝は賑やかで、歌や踊り、余興があり、牧師の説教も非常に活気があります。クリスチャンの礼拝では、牧師の説教の上手さが重要で、カリスマ的な牧師は写真付きで紹介されることもあります。
事例:クリスチャンの礼拝では、牧師による奇跡の実演が行われ、参加者が空気砲で吹き飛ばされたり、気絶したりします。日本人には驚くべき光景ですが、信じる人々には効果があるようです。
要点:インドネシアのカトリックとクリスチャンの礼拝は、形式や雰囲気が大きく異なり、特にクリスチャンの礼拝はエンターテインメント性が高いです。
ジャカルタで体感したクリスチャン賛美歌ライブとヒルソングの熱狂
プロテスタントクリスチャンの賛美歌は、かつてウーピー・ゴールドバーグ主演の「天使にラブソングを」でゴスペルが有名になりましたが、アメリカンポップ風の旋律が流行しています。オーストラリアのヒルソング教会の賛美歌バンド「ユナイテッド(United)」がジャカルタで公演を行いました。


会場ノリノリで普通のコンサートと変わりません。
この公演はKota Kasablanka Hallで開催され、インドネシア全土のクリスチャンたちが「あのHillsong Unitedがジャカルタに来る」と数ヶ月前から話題にしていました。前方の立見席が40万ルピア、後方の椅子席が100万ルピアと高額にもかかわらず、5000人収容のホールは超満員でした。
5000人が一斉にジャンプする様子は、まるで床が突き抜けるのではないかと思うほどでした。英語の歌詞を意識しなければ、普通のコンサートと変わりませんが、いくつか独特な点がありました。
- 全曲の歌詞がスクリーンに表示され、聴衆も一緒に歌える。
- 聴衆は歌いながら手を天にかざし、祈る。
- 曲の合間のトークが牧師のミサのよう。
バンドの歌唱力と演奏力は素晴らしく楽しめましたが、次回はもういいかなと思いました。信仰のない私でも、宗教歌を芸術として楽しむことはできますが、基準はそれを聴いて泣けるかどうかです。残念ながら、クリスチャンの賛美歌では泣けず、魂を震わすカトリックの古典スタイルの方が心に響きます。
事例:聴衆の大半は中国系インドネシア人で、パリでのテロ事件の影響もあり、会場の外は警察と軍関係者による厳重な警備がされていました。私は立見席から観ましたが、ぎっくり腰を抱えた状態で2時間半立ちっぱなしは大変でした。しかし、曲は良く、宗教に関心のない私もノリノリでジャンプするほどでした。
要点:ヒルソングの公演は、宗教に関心がなくても楽しめる賛美歌ライブであり、独特の宗教的な雰囲気も体感できるイベントです。