Berita Acara Serah Terima(BAST)は、インドネシアで物件、商品、成果物を引き渡す際に作成される引渡証書です。不動産の鍵の引渡しから中古車、ITの検収まで登場するため、売買契約や所有権移転とは別の書類として位置づけを理解しておきます。
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なぜインドネシアの不動産は魅力なのか? 住宅購入・建築・所有権・外国人規制まで
インドネシアでは外国人名義での不動産所有が認められていません。ジャカルタ周辺部では中間層の拡大により不動産価格が上昇しています。大手ディベロッパーが1,000万円から2,000万円のクラスターハウジングを開発しています。
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この記事でわかること
- BASTは引渡し・受領の事実を公式に記録する書面。
- BASTは不動産の鍵、中古車、IT成果物の検収で用いられる。
- PPJBは売買予約、AJBは権利移転を証明する土地譲渡書証。
- AJB原本はNotaris保管分とKantor Pertanahan提出分を作成する。
- 鍵の引渡し時はIPL、改装規則、瑕疵対応、来訪者ルールを確認する。
BASTの意味と使われる場面
Beritaは日常語の「ニュース」ではなく案内・通知、Acaraは予定ではなく公式性を帯びた手続きを指します。Serah Terimaは「引渡し・受領」という熟語であり、BAST全体では引渡しを公式に記録する書面です。
- Berita:announcement(案内・通知)
- Acara:keresmian(公式の手続き)
- Serah Terima:handover and acceptance(引渡し・受領)
- BAST:引渡しが行われた事実を確認する証書
アパートや建売住宅では、ユニット完成後に鍵を受け取るSerah Terima KunciでBASTが使われます。ITシステム構築でも、委託側がBASTを発行することがソフトウェアと文書の検収完了を示す実務があります。
事例:書類にBeritaやAcaraとあると、最初はニュースや予定表を想像しがちです。しかしSerah Terimaと並ぶと、実際には引渡し手続きの確認書類だと分かります。
要点:BASTは所有権を移す契約書そのものではなく、合意した対象を受け渡した記録です。対象、状態、日付、署名者を必ず確認します。
不動産売買でのPPJB・AJBとの違い
不動産では、取引成立時にTanda Jadi(契約金)またはUang Muka(頭金)とともにPPJB(Perjanjian Pengikatan Jual Beli)を作ることがあります。その後、PPATであるNotarisがAJB(Akta Jual Beli、土地譲渡書証)を作成し、土地証書の名義変更へ進みます。
- PPJB:売主・買主間の予約契約書。Akta non otentikとして作られる。
- PJB:NotarisがAJB作成前に用いる予約契約書。
- AJB:Notaris/PPATが作成する公式の土地譲渡書証。
- Salinan Akta:売主・買主が受け取るAJBの写し。
AJB原本は2通作成され、1通をNotarisが保管し、もう1通はKantor Pertanahan(土地管理局)での登記・名義変更に使われます。買主には所有取得、売主には権利を手放した証拠となるため、Salinan Aktaも保管すべき書類です。
事例:Toyota AvanzaをMobil88へ売却する際、価格には合意したものの、新車納品まで引渡しを待つ必要がありました。そのため担当者からPPJBの作成を提案され、頭金と取引の拘束をどう扱うかを確認しました。
要点:BAST、PPJB、AJBは役割が異なります。鍵や成果物の受領、売買の予約、権利移転を一枚の書類で済むものと考えないことが大切です。
鍵の引渡しで確認すること
物件購入では、売主ディベロッパーのマーケティングオフィスでSerah Terima Kunciを行い、IPL(Iuran Pengelolaan Lingkungan)の支払い、リフォーム規則、ゴミ出し、Go Foodや郵便配達を含む来訪者の入場手順について説明を受けます。新築なら、保証期間中の瑕疵をTukangやエンジニアリングへ無償修理として申告できるかも確認します。

事例:北ジャカルタのMangga DuaでKIOSを購入した際は、全額支払い後に管理オフィスで鍵を受け取りました。売却時には、管理事務所からKIOSの権利義務譲渡合意書を発行してもらいました。
要点:鍵の受領前に、管理費、改装制限、瑕疵の申告期限、来訪者ルールを文書で確認し、BASTと関連書類を保管します。