技術力や知識量は絶対的価値で競合する場合、優位に立つことは難しいでしょう。しかし、特定の環境で相対的優位性を発揮できれば、人の役に立ちながらも自立して仕事ができます。逆に、より厳しい環境では競合が脱落することで、相対的に自分の付加価値が高まります。
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インドネシア生活で実感した感情に流されない思考の技術と思いやり
感情に流されず合理的な思考を訓練することが重要である。他人と自分を比較しないことで自己肯定感を高められる。理性を働かせることで推論を構築し、過去の経験がその確からしさを裏付ける。
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この記事でわかること
- 相対的優位性を持つためには、他人ができないことをできることが重要です。
- ビジネスを立ち上げるには、実業で経験を積むことが最短の方法です。
- 過去の辛い体験や偉大な人との思い出は、心に強さを与えてくれます。
- 他人への優しさや感謝の気持ちが、誤解を避けるために大切です。
- インドネシアでは迷惑はお互い様とされ、協力的な関係が重視されます。
相対的優位性を持つためには
人間の価値は、他人にどれだけ役立てるかにかかっています。他人ができないことをできたり、他人よりも物知りであることが求められます。ビジネスにおいても、相対的優位性(競争力)を持つことが最も重要です。他人ができないことや他人より詳しいことは、現場での日常業務で体得した経験に基づく場合に初めて説得力を持ちます。ネットや本で習得できることもありますが、基本的には本業の中でしか身につきません。
忙しいを理由に仕事を断ることは機会損失です。サッカー選手が「なんで俺にばかりパスを回すんだ」と文句を言わないのと同じです。ビジネスを立ち上げることを『起業』と言いますが、『起』こす『業』とは『行為、所作、意志による身心の活動』であり、それができるようになるためには実業を一生懸命頑張って経験値を積むのが最短の方法です。実業のない起業は事業内容が虚業になるリスクがあります。
信用は最大の財産
『業』を『起』こし継続させるためには、勇気を持って恐れず行動し、地道に信用を積み重ねるしかありません。
過去の辛い体験を力に変える
大事な人を亡くしました。その人は私にとって非常に偉大な存在で、失った後に他人から聞いて初めて知った事実が多くありました。最後まで一切自慢しない人で、私とは正反対の体育会系でした。周りからは「怖い人」と評価される絶対的威厳のある人でした。
いじめられて泣いて帰ってきた子供にバットを持たせて「これでやり返して来い」と怒鳴ったり、「今行くから空港で待ってろ」と言い残して飛行機に乗り、ゲートで会うなりぶん殴るという熱血ドラマの主人公のような人でした。震災で店がやられて困っていた人に対して、隠れて金銭的援助をする人でもありました。
後から知った事実ですが、本当はすごい寂しがり屋でした。最後の最後のあの記憶が自分の心に残っている限り、少々のことがあっても平気になりました。
事例:震災で店がやられて困っていた人に対して、隠れて金銭的援助をする人でした。
要点:過去の辛い体験や偉大な人との思い出は、私たちの心に強さを与えてくれます。
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謙虚さと感情制御の思考法と交渉術の本質
謙虚さは日々の鍛錬と心の余裕から生まれます。感情は『嬉しい』と『悲しい』の2つの軸で決まります。過去の経験を活かすことでポジティブ思考が鍛えられます。
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自身の謙虚さと他人への優しさ
他人は自分の言ったことをどう解釈するか予測できないもので、人間は色眼鏡で見られがちです。何を話すにしても誤解されないように、最低限の注意を払うことが大切です。
過去に自分の不用意な発言で相手を不快にさせたり傷付けたりした経験があり、思い出すだけで胸が締め付けられるような気分になります。だからこそ、馬鹿にしたり話のネタにしようとする人に対しては、こちらが申し訳ないと思うくらいの謙虚さが必要です。結局は優しさや感謝する気持ちが大切なのだと思います。
ただ、人間ですから、自分はこうありたいという気持ちを煩悩が邪魔することもあります。以前お坊さんから教えてもらったのですが、へこむ必要はありません。疲れていたり、他のことをやりたくて注意力が散漫になるのは当然であり、そこを責められる筋合いはないし、他人を責めるべきでもありません。
日本では「他人に迷惑をかけてはいけない」とされますが、インドネシアでは迷惑はかけるもの、sama-sama(お互い様)です。1997年10月にインドネシアに来てから2017年9月までの20年間、このブログの目的は『インドネシアに関わって仕事をする人が経験する事象の背景を理解するために役立つ情報や考え方を伝えること』です。その結果として、何等かの縁で一緒に仕事をする機会が来ればいいと思っています。
具体的なトピックはシステム導入の現場情報やインドネシアのIT事情が中心ですが、インドネシアで事業を継続する上での基本的なスタンスや思考方法についても書いていきたいと思います。