インドネシアでは、食卓から出る生ごみを再利用する資源循環の取り組みが行われています。新商品の開発や新ビジネスの立ち上げ支援を通じて、住民の生活基盤の確立を目指し、次世代の子供達に引き継いでいくエコシステムを見据えています。
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この記事でわかること
- インドネシアでは食卓から出る生ごみを再利用する取り組みが進められています。
- ジャカルタのリサイクル業者はプラスティックごみを仕分けし再利用しています。
- バンドゥンの園芸場では有機ゴミ持参でポイントを貯めるエコビジネスを支援しています。
- 家庭微生物有機肥料(MOL)は有機ごみを原料に微生物の分解を利用して作られます。
- EM4は微生物有機肥料で、土壌の特性向上や植物の生産量増加に効果があります。
インドネシアと日本のごみ捨て文化の違い|リサイクル事情と現地のエコ意識を考察
私がインドネシアに来たばかりの頃、ファーストフード店で食べた後のトレイをテーブルに放置するのが当たり前で、カルチャーショックを受けました。日本に一時帰国した際、丸亀製麺でトレイを置きっぱなしにしそうになり、驚かれたことがあります。
事例:日本ではごみ捨てルールが厳しく、可燃、不燃、スプレー缶、ペットボトルなど細かく分別が求められます。ごみの日以外に出すと監視員から注意を受けることもあります。
要点:日本とインドネシアではごみ捨てに対する文化やルールが大きく異なり、分別の厳しさが日本の特徴です。
インドネシアでは「清掃員や分別業者の仕事を奪わないように」という理屈があり、オフィスや家でのごみ分別はあまり行われていません。しかし、公共の場や企業のごみ箱では可燃と不燃に分けられ、エコ意識が広まりつつあります。
ジャカルタのプラスティックごみリサイクル業者は仕分け洗浄、裁断後、工場に販売または輸出され再利用
・PET(ポリエチレンテレフタレート)系アクアボトル⇒ポリエステル糸
・PP(ポリプロピレン)系アクアグラス⇒ビニール紐や米袋
・HDPE系(ハイデン)系シャンプーボトル⇒箒や成形品
プラスティックごみ収集おじさんは、集めた資源ごみをリサイクル業者に持ち込み、アクアグラスがRp.10,000/Kg前後、アクアボトルがRp.5,000/Kg前後で引き取ってもらい生計を立てています。インドネシアでもごみ捨てに対する意識の高い人はおり、経済成長と共にエコ意識が高まっています。
インドネシアの有機ごみ再利用と微生物有機肥料(MOL)による持続可能なエコ循環ビジネス
インドネシアでは、食卓から出る生ごみを再利用する資源循環の取り組みが進められています。これにより、新商品の開発や新ビジネスの立ち上げ支援を通じて、住民の生活基盤を確立し、次世代に引き継ぐエコシステムを目指しています。
1.有機ゴミ持参でポイントを貯めて種、肥料、園芸用具と交換し、自宅で栽培した野菜を園芸場で買い取り市場で販売。
2.新商品の開発支援。
3.新ビジネスを生み出し成長を支援。
4.生物学を学ぶ子供達が自然を理解するために開放。
作物栽培の肥料にもエコ化の波が及んでおり、化学肥料の多用による土壌の損傷や環境汚染を防ぐため、有機肥料が注目されています。家庭微生物有機肥料(MOL)は、有機ごみを原料に微生物の分解を利用して作られます。
1.バケツに空気と液体排出用パイプ取付け
2.洗米水に砂糖、椰子液、ケチャップ、蜂蜜、果物の皮を混ぜてタペの臭いがするまで1週間ほど待つと菌が出来る。
3.ゴミを刻んで装置に捨て菌を散布。
4.堆肥を取り出す。
家庭微生物有機肥料には、植物の発達や代謝を維持する微量栄養素や、土壌の品質を改善するバクテリアが含まれています。これにより、土壌分解剤、有機肥料、有機殺菌剤として使用できます。
各家庭での微生物有機肥料の作り方が普及すれば、材料は無料で入手でき、家庭菜園への適用も簡単です。ジャカルタやスラバヤなどの大都市から排出される大量の有機廃棄物処理問題の解決に役立ち、環境に優しく、土壌と作物の品質を改善する効果が期待されています。
EM4で自家製コンポストを製作する方法
EM4は微生物有機肥料で、TokopediaでRp.23,000で購入できます。これは土壌中の栄養素の吸収と供給に有益な微生物の混合物です。

事例:有機肥料を自給するために、野菜と果物系生ゴミに水を加えて放置していたバケツが悪臭を放つようになりました。そこで、EM4とGula merahの塊を投入し、1週間待つと、香りが若干タペっぽく変わりました。
要点:EM4は微生物の分解発酵作用を促進し、悪臭を軽減する効果があります。
EM4は無毒で、土壌汚染を引き起こさないため、園芸作物やプランテーション作物に適しています。具体的な効能として、土壌の特性向上や植物の生産量増加、環境に優しい農産物の質と量の確保などがあります。
- 土壌の物理的、化学的、生物学的特性の向上。
- 植物の生産量を増やすことで農業やプランテーションの生産の安定性を維持する。
- 土壌有機物を発酵させて分解を加速し、環境に優しい農産物の質と量を確保する。
- 土壌に有益な微生物の多様性を高める。
- 土壌中の栄養と有機化合物を増やす。
- 根を強くし根粒を増やす。