インドネシアでは麻薬の持ち込みが重罪とされており、オーストラリア人が死刑判決を受けた際には国際問題にも発展しました。麻薬汚染国家の汚名を返上するため、麻薬取締庁BNN(Badan Narkotika Nasional)を中心に、草の根レベルで麻薬撲滅の啓蒙活動が行われています。
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インドネシアはなぜ発展するのか?政治・経済・社会を支える構造と成長戦略
スカルノ大統領時代は共産主義政策が推進され、西側諸国からの投資が減少しました。スハルト大統領は西側諸国との関係を強化し、工業化を進めましたが、石油依存から脱却できませんでした。1998年のアジア通貨危機後、インドネシアは民主主義国家と…
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この記事でわかること
- インドネシアでは麻薬の持ち込みが重罪とされ、オーストラリア人が死刑判決を受けたことがあります。
- 麻薬撲滅の啓蒙活動は、麻薬取締庁BNNと汚職撲滅委員会KPKの支援を受けています。
- ジャカルタの学校では、YPKBが麻薬撲滅の授業を10セッション行っています。
- インドネシアでは年間66.3兆ルピアのNarkoba取引が行われています。
- インドネシアはエクスタシーの世界最大生産国であり、麻薬問題が深刻です。
インドネシアの学校で進む「麻薬撲滅教育」|教会とYPKBが連携した啓蒙活動とは?
うちの嫁さんの教会では、麻薬撲滅の啓蒙活動を行うYPKB(YAYASAN PELANGI KASIH BANGSA)という財団を支援し、ジャカルタの小学校SD(Sekolah Dasar)、中学校SMP(Sekolah Menengah Pertama)、高校SMA(Sekolah Menengah Atas)を巡回して、Stop Narkobaの授業を主催しています。ボランティアとして麻薬の恐ろしさを伝える活動を行っています。

このYPKBの「Bersih dari Narkoba dan Korupsi(インドネシアから汚職と麻薬を一掃しよう)」というキャンペーンは、汚職撲滅委員会KPK(Komisi Pemberantasan Korupsi)と麻薬取締庁BNN(Badan Narkotika Nasional)から支援を受けています。この啓蒙活動をクリスチャンの教会が手伝っているという位置づけです。
ジャカルタだけでも学校の数が多く、一校でクラス別に行うと朝から昼過ぎまで10セッションは当たり前です。インドネシア中の学校から依頼があるため、ボランティアとしてはハードな内容ですが、低血圧で朝が苦手なうちの嫁さんも使命感を感じているようです。重いプロジェクターやフリップを抱えて、GOJEKに乗って学校に出発しています。
インドネシアの麻薬問題の実態とその深刻な影響
インドネシアでは危険薬物全般をNarkobaと呼びます。これはNARkotika(麻薬)、psiKOtropika(向精神薬)、OBAt-obatan(薬物)を組み合わせた言葉です。Narkobaの取引額は年間66.3兆ルピア(約6600億円)に達し、刑務所の受刑者の60%がNarkoba関連であり、毎年15,000人がNarkobaがらみで死亡しています。
麻薬問題といえばメキシコやコロンビアが思い浮かびますが、インドネシアも毎日50人の若者が麻薬関連で命を落とす、世界有数の麻薬汚染地帯です。
- Ekstasi(合成麻薬エクスタシー)世界最大生産国
- Ganja(大麻)の世界最大の流通国
- Mariyuana(マリファナ)の品質世界一
テレビのニュースで麻薬の国内持ち込みや闇取引で死刑になる人々が映し出されるたびに、リスクを冒してまで行う理由を考えさせられます。インドネシアは人口が多く、一攫千金を狙う貧困層を中心とした巨大な流通市場が存在するためです。
ショッキングな映像に泣き出す子も・・・
かつてはコタのディスコティックやブロックMのカラオケで麻薬に酔う人々が多く見られました。啓蒙ビデオが麻薬撲滅のために使用されています。これにより、若者たちが麻薬の恐怖を心に刻み、将来の選択に影響を与える可能性があります。