【2020年8月26日】コロナ禍による需要変動の中での在庫・作業員の最適化と生産設備の平準化の実現

需要変動の中での在庫・作業員の最適化と生産設備の平準化の実現
本日はお忙しい中、26社26名様という大勢の方々からMS Teamsに接続いただき誠にありがとうございました。

クニエ様からは「コロナ禍で生産物流の備え」と題して、コロナ禍の影響で新規投資が難しい中でも、工場オペレーション、レイアウトの全面見直し、リスト化した要員のみで回すための多能工化、基本的な足元の業務の見直しなどが行われており、特に業務の見直しについて生産、物流、調達の3つの視点から行われている業務改善の事例をご紹介いただきました。

  1. 生産:顧客向けのサービスレベル向上の改善活動
  2. 物流:物流コストの見直し
  3. 調達:現地調達のさらなる見直し

Asprova様からは「コロナ渦の現場主導型システム - 需要変動と作業員調整」と題して、指定された納期を工場のリードタイム(発注L/T+製造L/T+出荷L/T)でカバー出来ない部分が適正在庫であり、コロナ禍による需要変動を想定した上で適正在庫を決める必要があるが、その際に設備キャパの平準化や受注オーダーの種類による生産形態(見込み生産・受注生産など)、作業員のスキルマップなど考慮すべき制約条件が多く、これをすべて解決する一つの方法がスケジューラーの導入であり、具体的な制約条件の解消プロセスのデモを行っていただきました。

業務改善コンサルの視点からの生産、物流、調達の改善の方向性を提案した上で、システムのデモを交えた具体的な解決方法の提示を行うという流れを意図しておりましたが、途中退席される方もおらずセミナー終了後のアンケート結果を見ても概ねご好評いただいており、改めて御礼申し上げます。

このウェビナーはお客様と我々の双方の勉強会的な意味がありまして、今後もシリーズ的に続けていきたいと考えておりますので、次回もお気軽にご参加ください。

2020年8月26日 (水) 10:30 (インドネシア時間)コロナ禍による需要変動の中での在庫・作業員の最適化と生産設備の平準化の実現

ウェビナー詳細

第1部:コロナ禍で生産物流の備え【株式会社クニエ】

10:30~10:45
このコロナ環境下で企業がどう対策を打っていくべきかの指針や他社動向を、製造業と流通・小売業の業界を題材に、Supply Chainの観点から、ご紹介いたします。

現在、製造業では、コロナ下の状況において顧客企業からの受注も大幅に減少し、日々の生産量も削減せざるをえない状況です。
従業員のリストラも一部では始まっていますが、それ以外にも企業が生き残るためにやるべき施策を、どの会社も模索しております。
・従業員の多能工化の推進(柔軟に他作業も兼任できるメンバを増やす)
・部品材料調達先の見直し
・物流、生産、間接業務コストのさらなる削減
・従来顧客への日次の納品遅れを無くすなどのサービスレベル向上(他競合に顧客が流れないように)

本セミナでは、SCM領域の中で、特に生産、物流領域の改善施策の具体例を紹介いたします。
・(Production) 需要が減る中での生産領域でのリストラ以外の効率化の進め方
・(Fulfillment & Distribution) 物流業者のサービスレベルのモニタリング方法や付き合い方
・(Procurement) 海外からの部品調達が滞る中での対処オプションの考え方

第2部:コロナ渦の需要変動に勝つ効率的な生産方法を考える【Asprova株式会社】

10:45~11:00
コロナ渦で需要変動が大きい中、如何に効率的な生産をするか設備、在庫、作業員、コスト、購買など様々な観点から考えてみたいと思います。

これまでのように熟練者の感だけに頼った生産では効率良い生産が難しくなって来てはいないでしょうか?

特に分業化され部署間での効率化では全体最適になっていない面もあり、複合的な要素の検証をどのように行って効率の良い生産をするかをシミュレーションを通してご提案して行きたいと思います。

・工場内の在庫の持ち方、デカップリングポイントのシミュレーション
・作業員への作業の割り振り、スキルマップによるシミュレーション
・生産効率の向上と仕掛在庫のトレードオフのシミュレーション
・需要変動や改善に伴うコストシミュレーション

質疑応答&アンケート

11:00~11:15
セッション中にQ&Aからいただいたご質問に回答させていただきます。また簡単なアンケートへのご記入をお願いいたします。

スピーカーのご紹介

株式会社クニエ インドネシアチーム
シニア・マネジャー 河野 茂樹

制御システム関連のOS開発で10年、自動車、製造業界や小売業界でのSCMや販売マーケティング領域の業務改革、IT変革のコンサルタントとして24年、の経験を元に、現在ではNTTデータグループのQunie Consulting Indonesiaにて、インドネシアでの製造業界、小売・保険業界での日系企業、インドネシア企業向けSCM、販売・マーケティング領域での業務改善に携わっている。 日本人主導ではなく、各社のインドネシア人の御担当が業務改革の必要性を腹落ちし、自発的に改革を推進することを常に考える。

⇒クニエ社のサイトへ

アスプローバ株式会社
コンサルタント部 部長 上村 義孝

制御系のプログラマーとして10年、生産管理及びMESのシステムエンジニアとして10年、製造業の3層モデルのすべてのシステムに携わり、100件以上のシステム構築を手掛けてきた。その経験を元に現在ではアスプローバ社でコンサルタントとして国内外のスケジューラの導入を指導している。ここ数年は東南アジアの案件が増えてきており、月1回はタイ、インドネシア、ベトナム、マレーシアなどを訪問し、様々な業種のスケジューラの導入を指導している。

⇒アスプローバ―社のサイトへ

お申込み

  • 日時:2020年8月26日(水) 10:30~11:15(インドネシア時間)
  • 開催形式:Microsoft Teamsでのオンライン形式
  • 言語:日本語
  • 対象:インドネシアの製造業様
  • 定員:無制限(無料)
  • 協賛企業
    株式会社クニエ
    アスプローバ株式会社
    PT Bahtera Hisistem Indonesia


2020/07/28