製造原価の積み上げ計算に必要な投入品目の総平均単価と自工程加工費 【工程ごとに発生する材料費や加工費を積上げ、自工程の製造実績が次工程への投入実績となる】

月初在庫があっても当月投入実績がない品目は、B/S上資産として計上されたままで、当月製造原価として費用化しません。投入済み未出来高(工程内在庫)は存在しない前提で言えば、実際原価計算の本質は総平均単価の費目別積上げによる投入品目の製造原価の計算と、自工程加工費の品目配賦です。 「投入済み未出来高は存在しない前提」ということは、工場で発生するすべての製造原価は、必ずどれかしらの品番に集約され、品番別製造原価(その品番が最上位である場合の製造原価)の合計額が工場全体の製造原価になるということを意味します。 費目別製造原価は前工程の費目別総平均単価との差額であり、費用が発生していない費目の総平均単価は前工程と同じになります。 実際原価計算によってなにはともあれ取得すべきものは品目別費目別総平均単価であり、これを元に受払実績から当月発生費用計算することができます。 また当たり前ですが当月製造原価の自工程加工費は投入品目ではないので総平均単価を元に計算できません。

実績によって後工程の計画数量を調整するスケジューラーの機能 【ロットまとめと1対1紐付は同時には実現できない】

実績数量で後工程の計画数量を上書きするためには、マスタの設定が1製品対N工程になっており、実績が同一オーダー内の作業に対して入ることが前提です。 オーダーが1対1に紐付く場合にロットまとめが無効になるのは、工程ごとにロットサイズが異なると、オーダーの紐付きが1対Nにならざるを得ないという単純な理由です。