生産スケジューラー用インターフェイスの開発 【マスタ入力・実績収集・レポート出力の3点セット】

ここでは生産スケジューラーのサブシステムを例に考えますが、ユーザービリティ向上のために開発するインターフェイスは、大きく分けて既存マスタと追加マスタを統合する入力インターフェイス、バーコードスキャナーやハンディターミナルによる実績収集インターフェイス、製造指図や稼働率予実比較表等のアウトプット用の出力インターフェイスの3種類に分かれます。 生産スケジューラーの提案時には機能的な説明よりも、お客にいかに運用ストーリーを描いてもらえるかが重要になりますが、3つのインターフェイスはインドネシアの製造現場での運用ストーリーを提案する際に非常に有効だと考えます。

プリセールス時に直面する価格と導入期間の問題 【インターフェイスとセットで導入することで機能のボリュームを膨らませ、プロジェクト前にマスタの事前整備を依頼】

生産スケジューラーのプリセールス時には、価格と導入期間という相手を納得させる必要がある2つの問題があります。 価格がシステム導入効果に見合ったものであることを訴えても、目に見えないものはインドネシア人担当者の心に響かないので、アドオン開発で機能の幅を横に拡張することで、目に見えるサービスのボリューム感によって価格が妥当なものであることを説明します。 また導入期間はマスタ準備に要する期間に依存することを認識していただいた上で、マスタ準備の効率最大化のためのサブシステムの導入を提案します。

システム導入時に判るインドネシアの環境的特性 【アウトプットから機能を理解してもらい導入効果をイメージしてもらう】

インドネシア人業務担当者はWEBベースのシステムを好む傾向があるため、WEBによる情報の社内共有によって分業化、進捗状況の見える化を実現するすることが、業務システムの運用負荷を下げるための説得力ある提案となり、これはアジア諸国全般で当てはまる傾向かもしれません。

計画と実績をリンクさせる製造指図の必要性 【生産管理部が作成する内示に基づく生産計画を現場の作業にブレイクダウンするために実体化したものが製造指図】

受注情報に基づく生産計画を製造現場にブレイクダウンする上で重要な意味を持つのが製造指図であり、製造指図に対して実績を入れることが生産管理システムの運用上の最大の難関であると同時に、生産管理システムの導入の成否の大きな判断基準となります。

原価管理システムによる在庫受払と月末調整に関する会計仕訳 【仕入時に資産計上した材料を投入実績に基づく払出し仕訳で減らす】

三分法に基づく会計システムは、決算整理仕訳として売上原価(COGS)の算出のために月初製品残と月末製品残と当月製品出来高を売上原価勘定にマニュアルで振替え、差額を売上原価とします。 継続記録法に基づく会計システムは、材料入荷、材料消費、製品完成、製品販売、売上原価化という一連の受払のプロセスの仕訳を順番に生成するので、三分法のために月初残と月末残を振替えることはありません。