インドネシア時事問題

新しい生活様式(ニューノーマル)の第2フェーズに入ったインドネシア【感染リスクに応じたゾーニングシステム】

新型コロナ緊急対策本部が発表する4色に色分けされるリスクゾーニング

6月1日からPSBB(大規模社会制限)が段階的に緩和されてきたものの、ジャカルタや東ジャワなどを中心に、新型コロナウィルスの新規感染者数は一向に減少する傾向が見られず、痺れを切らしたジョコウィ大統領が6月18日の閣議で閣僚を叱責する動画が公表される事態にまでになり、結局この1か月間の新しい生活様式の評価結果に基づき、ジャカルタやここブカシのPSBBは明日7月3日から16日までの14日間延長された上で、運輸省(Kementerian Perhubungan)が6月9日にSurat Edaranで公表していた新しい生活様式のフェーズ2に入ることになりました。

(8月14日追記)
実際にはフェーズ1のまま延長という位置付けで、昨日8月13日に第一フェーズの4回目の延長が決定しました。

新しい生活様式はFase1(6/1)、Fase2(6/8)、Fase3(6/15)、Fase4(7/6)、Fase5(7/20)だと聞いていたから、もうすぐFase4だなあと思いきや、6月9日の運輸省のSurat Edaranで正式版が発表されていましたので今はFase2です。ややこしいよ。

Fase1: 6/9~
Fase2: 7/1~
Fase3: 8/1~
otomotif.kompas.com/read/2020/07/0…

新型コロナ緊急対策本部(Gugus Tugas Percepatan Penanganan COVID-19)は、感染リスクに基づいて地域を赤、オレンジ、黄、緑の4色でゾーニングしており、運輸省Kemenhub(Kementerian Perhubungan)は新しい生活様式のフェーズ2の下での車やバイク、公共交通機関などの健康プロトコル(手順)を、この地域ごとの色に基づいて設定し、当初の7月から最大70%の定員での移動ができるという決定事項も、地方自治体ごとの色に基づき別途規制されます。

新型コロナ緊急対策本部が公表している6月28日時点のリスクゾーニングマップで、ジャワ島ではジャカルタ全土、スマラン、スラバヤ周辺が完全にレッドゾーンです。

新型コロナ緊急対策本部が公表する新型コロナ感染リスクゾーニングマップ


  1. PSBBでも感染拡大を止められなかったリスクの高い地域で、新しいクラスター感染がたくさん発生しているので外出自粛を要する。
  2. オレンジ
    感染拡大の可能性があり新しいクラスター感染が発生しているが、監視と追跡でコントロール可能な中リスクの地域で、外出自粛が望ましいとはいえ公共交通機関を含むすべての面で家の外にいる場合には、物理的距離を確保し健康プロトコルに従う必要がある。

  3. 局所感染や家庭内感染が発生する可能性があるとはいえ、クラスター感染が発生した場合でも監視によって増加するリスクはないので、健康プロトコルに従って家の外で活動を行うことができるが、公共交通機関を含むすべての面で家の外にいる場合は、身体的距離を確保し健康プロトコルに従う必要がある。

  4. 陽性者は発生しておらずウィルスの拡散は抑制され、拡散のリスクは隔離された場所にのみ残っている安全な地域であり、外出やビジネス活動は通常どおり開始されるが、物理的距離を確保し厳格な健康管理プロトコルが適用される必要あり。

フェーズ2下でのゾーニングシステムの適用のされ方

ゾーニングシステムを使用した陸上での移動に関する健康プロトコルは、異なるゾーンから移動する場合のルールはリスクの高いゾーンに準じ、例えば緑ゾーンから赤ゾーンまでの移動時には赤ゾーンの規定が適用され、オレンジゾーンから緑ゾーンに移動する場合にはオレンジゾーンの規定が適用されます。

公共交通機関

  • 交通機関側
    1. 少なくとも1日に1回は消毒剤を散布し減菌する。
    2. チケットをオンラインまたは現金以外のキャッシュレスで販売する。
    3. 乗客を指定された所定の場所に降ろす(ミクロレットやミニバスの途中下車NGということ?)。
    4. 乗客および乗務員が保健当局または医師によってラピッドテストによって健康であることを証明(これはどこまで厳格に適用されるか?)。
    5. 乗務員はマスク、手袋、長袖のジャケット、ハンドサニタイザーを装備していること。
    6. 乗客が健康プロトコルに準拠しマスク着用していることを確認する。
    7. 乗客が健康であることを確認し車内でのマスク着用していることを確認する。
    8. 乗客が物理的距離を確保していることを確認する。
    9. 公共交通機関の車両の中では話をしないように促す。
  • 乗客側
    1. 健康状態が悪い場合は移動しない。
    2. 健康プロトコルの実施と遵守(マスクとハンドサニタイザー)。
    3. 公共交通機関の車両での移動中に物理的距離を確保する。

車とバイク

    1. 車両の内側と外側に消毒剤を噴霧する。
    2. 不健康な状態の場合は移動しない。
    3. ハンドサニタイザーまたは石鹸で手を洗う。
    4. 赤ゾーンとオレンジゾーンからの人と相乗りする場合は50%の定員。
    5. 黄ゾーンと緑ゾーンからの人と相乗りする場合は75%の定員。
    6. 全員同じ家から来た人の場合の定員の100%。
    7. 健康プロトコルを実行する(マスクとハンドサニタイザー)。
    8. 乗客が同じ家から来ていない場合は物理的距離を確保。
  • バイク
    1. バイクに消毒剤をスプレーする。
    2. 不健康な状態の場合は移動しない。
    3. ハンドサニタイザーまたは石鹸で手を洗う。
    4. 同じ家から来る場合にバイクは相乗りすることができる(すべてのゾーンで適用)。
    5. 赤ゾーンとオレンジゾーンの人はバイクは1人でのみ使用でき相乗りはできない。
    6. 黄ゾーンと緑のゾーンの人はバイクは異なる家の人と相乗りできます。
    7. 健康プロトコルを実行する(マスクとハンドサニタイザー)。

オンラインバイクタクシー(GoJekまたはGrab)

  1. 企業側はいくつかの場所に健康ポストを設置し、消毒剤、ハンドサニタイザー、体温計を提供する。
  2. 企業側は乗客とドライバーの間にシールドを提供するのが望ましい。
  3. 企業側はドライバーのヘルメットを使用する場合のために衛生帽子を提供する。
  4. 乗客は自分のヘルメットを持参することが望ましく健康プロトコルを実行する。
  5. ドライバーは、マスク、手袋、長袖ジャケット、ハンドサニタイザーを使用する。

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