生産スケジューラ

GoogleAppSheetを使った生産スケジュールとスマホ実績収集システム【2021年7月14日セミナー】

今回はインドネシアでもすぐに始められるGoogleAppSheetで開発する生産業務スマホアプリについてご紹介させて頂きます。

生産スケジューラの運用構成

インドネシアの工場でよく見られる光景が、出荷時に製品在庫が積み上がっておらず、顧客の出荷スケジュールをリカバリーするような自転車操業で生産が行われていることです。

顧客から来る月当たり確定受注数は日別に分割した出荷スケジュールに従って納品しますが、本来営業部門にて管理すべき受注残管理が、製造や倉庫など現場主体で行われることで、受注と調達、生産、出荷が分離されてしまいます。

この一連のプロセスのひと・モノ・資源をつなぐ流れを整え、在庫削減や資源の稼働効率の改善をサポートするのが生産スケジューラであり、運用方法は既存のERPシステムのマスタや実績情報と連動させたり、必要最低限の情報のみを別システムとして切り離し、生産スケジューラを中心としたシステムを構築したりします。

コロナ禍で求められるDX化とは

業務のシステム化の目的として省力化、効率化、間違い防止などが挙げられますが、今流行りのDX化の目的とは単なる既存システムの置き換えではなく、ITを使用すればこんな便利なことが出来るようになるというITありきの業務改革と言えます。

昨年のコロナ禍下での台湾のデジタル担当大臣オードリー・タンは、マスク在庫がリアルタイムで確認できるアプリ「マスクマップ」を開発しましたが、このために最先端の技術を採用したわけではなく、未曾有の危機でもOSS(オープンソースソフトウェア)を使ってスピーディに臨機応変に運用できるコミュニティと運用体制を構築した事が評価されたわけです。

一般企業でも同じように、業務改革は現場のオペレーション改革が必須であり、インドネシアでの一例として、誰もが必ず身近に携帯しているスマホを業務に取り入れることで、いつでもどこでも手軽に円滑に業務が流れる仕組み作りを提案しています。

システム構成

今回は社内にシステムを構築するのではなく、GoogleスプレッドシートとAppSheetというGoogleの無料クラウドサービスを利用することで「今日からできるDX」を実現します。

地上の生産スケジューラと雲の上のGoogleとのデータのやり取りは、CDATA社のODBCドライバーを使用します。

まずAsprovaで作業指示を作成し、CDATAのODBCドライバによってGoogle Sheetsへ作業指示をアップロードします。次にAppSheetで作ったスマホ用画面から実績入力(QRコードで作業指示を呼び出し)CDATAのODBCドライバによって実績をGoogle SheetsからAsprovaにダウンロードします。

ODBCでAsprovaからGoogle Sheetsへ接続

CDATA社のODBCドライバーをインストールすると、WindonwsのODBCの設定画面にCDATA ODBC driver for Google Sheetsが表示されますので、Folder IdやSpreadSheetなど必要な項目を設定することで、Google Sheetsの列が表示されるようになります。

CDATA社のODBCドライバーは通常のODBC設定と同じように簡単に接続設定ができますので、1か月間という無料期間は実用性の検証をするには十分だと思います。

Google SheetsからAppSheetを起動しスマホ画面を作成

Asprovaで生成した作業指示をGoogle Sheetsにアップロードし、これに実績を入れていくことになりますが、直接Google Sheetsに書き込んでもいいのですが、今回はAppSheetsを使ってスマホから実績入力するアプリを作成したいと思います。

AppSheetはプログラミング不要で誰でもシステム開発ができる、Googleが提供するノーコードアプリ開発ツールであり、Google Sheetsのセルにスマホから書き込むためのインターフェイスを簡単に作成することができます。

今回はスマホ上でカレンダーに表示された作業指示をクリックすることで、特定の作業指示を呼び出し実績を入力していきます。

デモ

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