経済活動を再開

インドネシア時事問題

PSBB(大規模社会制限)段階的緩和の中で経済活動を再開するジャカルタ【安全で健康的、生産的な社会に向けた移行期間】


ジャカルタでのオフィス業務の再開

ジャカルタでは今日から本格的にオフィスを再開した会社も多いと思いますが、通勤の足となるGoJekやGrab bikeなどのバイクタクシーの利用も許可されたことで、2か月以上非表示になっていたスマホアプリ上のGorideのオーダーボタンが再表示されており、さらに独立店舗型の日本食レストランも店内イートインの営業を再開し、自宅へのお弁当のデリバリーに飽き飽きしていた日本人客で賑わったようです。

多くのインドネシア人が待ちわびるショッピングモールの営業再開は6月15日の予定ですが、先日6月1日に運航再開したLion Airが、搭乗予定の乗客の搭乗前の健康チェックに必要な書類の条件を満たさないケースが多発したため、6月4日から再度運航停止したように、営業再開するモール側または客側に不備があれば再度無期限閉鎖になる可能性もあると思われます。

こちらは今朝の南ジャカルタのTB SimatupangとLebak BulusからBundaran Pondok Indah方面へ向かう道路の様子ですが、まさに「世界一の渋滞都市」という不名誉な称号を得ていたジャカルタの本領発揮の地獄絵図であり、PSBB期間中の閑散とした道路を走りながら「あのジャカルタの渋滞が懐かしい」などと一瞬でも感じていたのが嘘のように、この写真見ただけで既にゲンナリしています。

こちらは今朝のうちの最寄のブカシ駅の通勤ラッシュの状況で、本日からほとんどのジャカルタのオフィスが再開したということで、ブカシ駅ではジャカルタへ向かう人々で大混雑し、完全にPSBB施行前の状態の日常風景に戻った感すらあり、もはや三密どころの話ではありません。

インドネシアの感染収束の見通し

昨日6月7日時点でのインドネシア全土の感染者数累計は31,186名(前日比+672名)、死亡者数累計が1,851名(感染者数累計の5.9%)、退院者数累計が10,498名(感染者数累計の33.7%)、ジャカルタ市内に限って見れば感染者数累計が7,946名(前日比+160名)、死亡者数累計が537名(感染者数累計の6.8%)、退院者数累計が3,170名(感染者数累計の39.9%)で感染者数と死者数ともに上昇中であり、この状態で経済活動を再開したものの、6月はあくまで安全で健康的、生産的な社会(Aman, Sehat dan Produktif)に向けた移行期間(masa transmisi)という見極め期間ですので、状況によっては再度オフィスの閉鎖要請が出る可能性もあります。

日本では、日本人の感染者数や死者数が欧米のような惨状にならなかった実態不明の要因であるファクターXの検証が始まるなど、ニュースやSNS上での極端な危機感の煽りは無くなってきましたが、インドネシアでは3月中旬から自宅学習が続いているジャカルタの学校が、来月7月13日に新学期を迎えるにあたって、小児科医師会が死亡率を3~4%と極端に高く見積もった上で、近日中に学校を再開した場合100万人の生徒が死亡する恐れがあるとトンデモ警告を発していたり、何か2か月前の日本で出た「42万人死亡説」を見ている既視感があります。

日本に一時退避している駐在員のインドネシアへの再入国のタイミングは、当初は6月中旬から下旬がピークになると考えていましたが、現在の感染者数増加の状況から外務省による各国に対する感染症危険情報でレベル3「渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」が引き下げられる見込みが立っていない以上、7月以降にずれ込むことが予想され、また一時退避期間中にそのまま本帰国が決定するケースが増えるものと思われます。





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