VBからmdb, Mysql, Excel, Textへアクセスする方法

VBからJet Database Engineにアクセス

参照設定から「Microsoft ActiveX Data Objects 2.1 Library」 を追加。

Dim conn As New ADODB.Connection
Dim rs As New ADODB.Recordset

conn.Open _
    "Provider = Microsoft.Jet.OLEDB.4.0; " & _
"Data Source = C:\Users\Toshiba\Desktop\ERP\VB\LinkWithERP.mdb"

'DELETE
Dim query1 As String
query1 = "DELETE * FROM ORDER_SOURCE"
rs.Open query1, cn, adOpenKeyset, adLockOptimistic

'SELECT
Dim query2 As String
query2 = "SELECT * FROM ORDER_SOURCE"
rs.Open query2, cn, adOpenKeyset, adLockOptimistic

Do Until rs.EOF
    X1 = rs!Order_Code
    X2 = rs!Order_Item
    X3 = rs!Order_Qty

    rs.MoveNext
Loop

ADOやODBCはJet Database Engine(MDB)を利用するためのミドルウェアです。

MS-Access 形式の MDB ファイルの実体は Jet Database Engine(Microsoft社が開発したリレーショナルデータベースエンジン)ファイル、つまり単なるデータ格納用のコンテナであって、GUI を提供する Microsoft Access アプリケーションとは、独立した別個のファイルです。

つまりMDB ファイルは、MS-Access がインストールされていない環境下でも使用することは可能であるということを意味します。

MS-AccessがインストールされていないPCでExcel VBAでADOを使ってテーブル操作したり、MSのサイトからRuntimeをダウンロードして開くことも可能、しかもライセンスの制限に抵触しません。

Runtimeとは「アプリケーションの開発・実行の両方の機能を備えたソフトウェアから、開発の機能を省き、実効の機能のみを取り出したプログラム」のことです。つまり「実行環境 without 開発環境」ですな。

  • http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=4438

メモ帳はテキストファイルを編集するためのユーティリティだけれど、別にメモ帳だけがテキストファイルを編集できる唯一のアプリケーションというわけではない、というのと全く同じ理屈です。

システムからDB(RDB)への接続はADO接続かODBC接続かのどちらかがほとんどですが両者の違いは

  • ADOはOLEDBをActiveXコントロールとして操作するためのインターフェース
  • ODBCはOLEDBのうちRDBを提供するインターフェース

OLEDBの中にODBCプロバイダがあってRDBへ接続してくれるが、開発者はADOのインターフェースでOLEDBにアクセスできる。

Cikarangまで「開発者⇒ODBC⇒OLE(RDB・Excelなど)」という下道で行くと3時間はかかるが、「開発者⇒ADO⇒OLE(RDB・Excelなど)」というTol(高速道路)に乗ると1時間半で着くのと同じですw。

ちなみに接続オブジェクトとレコードセットオブジェクトの生成方法だがどれでもいいと思います。

CreateObject関数を使って新規オブジェクト変数を生成し、Setでオブジェクトへの参照をオブジェクト変数に代入します。

Dim conn As Variant
Dim rs As Variant
Set conn = CreateObject("ADODB.Connection")
Set rs = CreateObject("ADODB.Recordset")

Newを使ったオブジェクト参照の代入は、SetでNewを使って新しくオブジェクトを作成し、オブジェクト変数にオブジェクトの参照を代入します。

Dim conn As ADODB.Connection
Dim rs As ADODB.Recordset
Set conn = New ADODB.Connection
Set rs = New ADODB.Recordset



VBからMySQLにアクセス

PCがWindows 64bit版でも開発環境であるVB6は32bitなのでMySQL ODBC Connectorも32bit版を使用します。

ADODB接続の場合は関係ないですが、DSN接続をする場合に32bit版のODBCドライバを64bit版Winにインストールすると、コントロールパネルからODBC設定画面を起動してもインストールしたはずのMySQL5.1ドライバが表示されずあせります。よってコマンドプロンプトから以下のコマンドで32bit版のODBCデータソースアドミニストレーター画面を表示させDSN設定を行います。

  • %windir%\SysWOW64\odbcad32.exe

DSN接続の場合

'Mysql5.1ドライバ用DSN用接続オブジェクト生成
Dim conn As New ADODB.Connection
Dim rs As New ADODB.Recordset

Dim dsn As String
dsn = "dsn=xxx;uid=yyy;pwd=zzz"
conn.Open dsn
conn.CursorLocation = 3

ADODB接続の場合

'Mysql5.1ドライバ用ADO用接続オブジェクト生成
Dim conn As New ADODB.Connection
Dim rs As ADODB.Recordset

Dim strConn, xServer, xDatabase, xUID, xPass As String
If conn.State = 0 Then
    xServer = "localhost"
    xDatabase = "xxx"
    xUID = "yyy"
    xPass = "zzz"

    strConn = "DRIVER={MySQL ODBC 5.1 Driver};SERVER=" & xServer & _
               ";PORT=3306" & _
               ";DATABASE=" & xDatabase & _
               ";USER=" & xUID & _
               ";PASSWORD=" & xPass & _
               ";OPTION=3;"
    conn.Open strConn
End If

'DELETE
Dim query1 As String
query1 = "DELETE * FROM ORDER_SOURCE"
rs.Open query1, strConn

'SELECT
Dim query2 As String
query2 = "SELECT * FROM ORDER_SOURCE"
rs.Open query2, strConn

Do Until rs.EOF
    X1 = rs!Order_Code
    X2 = rs!Order_Item
    X3 = rs!Order_Qty

    rs.MoveNext
Loop

VBからExcelにアクセス

参照設定からMicrosoft Excel 12.0 Object Libraryを追加。

'Excel関連オブジェクト
Dim xlApp As Excel.Application
Dim xlBook As Excel.Workbook
Dim xlSheet As Excel.Worksheet

'ファイル名(フルパス)
Dim strFilename As String
strFilename = "C:\SO\Delivery Schedule.xls"

'シート名
Dim strSheetName As String
strSheetName = "Delivery Schedule"

'Application生成
Set xlApp = CreateObject("Excel.Application")

'EXCELを開く
'xlApp.Workbooks.Open FileName:=strFilename, UpdateLinks:=0

'Workbookオブジェクト生成
'Set xlBook = xlApp.Workbooks(Dir(strFilename))
Set xlBook = xlApp.Workbooks.Open(strFilename)

'Worksheetオブジェクト生成
Set xlSheet = xlBook.Worksheets(strSheetName)

'Worksheetデータの取得
Dim cnt As Integer
cnt = 1

Do
    'ORDCOD = Worksheets("Delivery Schedule").Cells(cnt, 1).Textでも取得可
    ORDCOD = xlSheet.Cells(cnt, 1).Text
    ORDITM = xlSheet.Cells(cnt, 2).Text
    ORDQTY = xlSheet.Cells(cnt, 3).Text

    cnt = cnt + 1
Loop While ORDCOD <> ""

ちなみにブックオブジェクト生成の際のファイル名(フルパス)を変数から代入する場合、拡張子を削除してあげないと何故か取得できません。ただし上例のように固定パスを文字列で代入する場合は問題ないです。

InStrRevでピリオドの位置を取得し拡張子を除外します。

strFilename = CurDir & "\data\" & strFilename
'拡張子を削除する(これをやらないとエラーになる)
strFilename = Left(strFilename, InStrRev(strFilename, ".") - 1)

Set xlBook = xlApp.Workbooks.Open(strFilename)

ワークシート名の取得と追加は以下のとおり。

'ワークシート名の取得
j = 0
For Each ws In xlBook.Worksheets
    sheetArry(j) = ws.Name
    j = j + 1
Next

'ワークシート6の追加
Set xlSheet = xlBook.Worksheets.Add  'ワークシートを追加
xlSheet.Name = "New sheet"

VBからテキストファイル(CSV)にアクセス

参照設定からMicrosoft Scripting Runtimeを追加。FileSystemObjectはWindowsでファイルシステムを簡単に扱えるようにするためのコンポーネントです。

'DB接続オブジェクトとレコードセットオブジェクト生成
Dim conn As New ADODB.Connection
Dim rs As New ADODB.Recordset

'CSVファイルを扱うためのコンポーネントオブジェクト生成
Dim objFSO As New Scripting.FileSystemObject

'DBに接続
conn.Open _
    "Provider = Microsoft.Jet.OLEDB.4.0; " & _
    "Data Source = " & CurDir & "\SO.mdb"

'SELECTでレコードセット生成(空)
query1 = "SELECT * FROM ORDER_SOURCE"
rs.Open query1, conn, adOpenStatic, adLockOptimistic

'CSVファイルのデータをオブジェクトに読み込む
Set objFile = objFSO.OpenTextFile("C:\APS_ERP\VB\" & CSVNAME)

'1行ずつ読み込みレコードセットに格納
cnt = 0
Do Until objFile.AtEndOfStream
    strMastflow = objFile.ReadLine
    arrMastflow = Split(strMastflow, ",")

    rs.AddNew
    rs("Order_Code") = arrMastflow(0)
    rs("Order_Item") = arrMastflow(1)
    rs("Order_Qty") = arrMastflow(2)
    rs.Update

    cnt = cnt + 1
Loop

OLE DB関連用語

DBアクセス部分はコピペ中心でプログラムを書いていますが、ADOはいいとしてもテキストファイルやExcelを操作する必要が出てきてそろそろ限界を感じてきたのでここでちょっとおさらい。DBアクセスするまでのミドルウェアやコンポーネントの関係を明確にする画期的例えを発見。DBアクセスはShipperからConsigneeに荷物を送る過程に似ていますな。

oledb

開発アプリケーションプログラム(Shipper)からRDBやExcel, Texfile(Consignee)にアクセスするにはOLE DBデータプロバイダーという仲介人(Forwarder)に手続きをお願いするのだが、直接OLE DBとやりとりするのはややこしい書類手続きなど煩わしいのでADO(カーゴ業者)にやってもらう。

OLE DB(Object Linking and Embedding DataBase)
Microsoft社によって開発された、データベースの種類によらず統一的な手法でデータベースにアクセスするためのプログラミングインターフェース。
つまりDB(Consignee)<< OLE DBはCOMコンポーネント(プログラム部品)の集合体として実現され、どんなプログラミング言語からでも利用することができるようになっている。OLE DB は概念的に「コンシューマ (consumer)」と「プロバイダ(provider)」に分けられる。コンシューマとはデータにアクセスする必要のあるアプリケーションであり、プロバイダはインタフェースを実装したソフトウェアコンポーネントで、コンシューマにデータを提供する。COMインターフェイス
COM (Component Object Model)で内部のデータや処理内容を公開する仕組みで、プラグイン(ActiveX DLLファイル)やオートメーションクライアント(Standard EXEファイル)からアプリケーションが公開している機能にアクセスしプラグインを開発・公開できるようになっている。

ADO(ActiveX Data Object)とはOLE DBプロバイダを介してデータベースにアクセスするためのコンポーネント。OLE DBをActiveXコントロールの形で使えるようにしたプログラミングインターフェース。ADOを利用してVBからテーブルレコードを直接操作できる。

ActiveXコントロールは従来OLEコントロールと呼ばれていた技術にインターネットに対応するための拡張を施したもの。ActiveXコントロールはネットワークを通じてWebサーバからダウンロードされ、同社のWebブラウザであるInternet Explorerに機能を追加する形で使用される。