レバラン直前のインドネシアのコロナ禍の状況【インドネシア入国時に求められるPCR検査結果を記載した健康証明書】


ジャカルタのPSBB(大規模社会制限)の3回目の延長措置

昨日5月21日時点でインドネシア全土の死亡者数は1,278名、うちジャカルタ市内では498名になっており、インドネシア全土での感染者増加973名/日であるのに対し、ジャカルタ市内の増加が70名/日ということで、ジャカルタ以外の地方、特に東ジャワでの感染拡大が深刻なようです。

明後日5月24日にレバラン(Idul fitri=断食明け大祭)を迎えますが、Mudik(帰省)の禁止によりジャボデタベック(Jabodetabek=ジャカルタ、ボゴール、デポック、タンゲラン、ブカシ)と外側とを結ぶ幹線道路には検問が敷かれ出入りが禁止されているので、毎年恒例の中部ジャワや東ジャワ方面の大渋滞は発生しないと思われますが、ジャボデタベック内のSilaturahmi(挨拶回り)も、4月下旬に自家用バイクか車という条件付きでOKだったのが、その後NGになって5月中旬に警察がOKを出した後、5月16日にアニス知事がやっぱりNGと言ったのが最新情報のはずです。

今回のジャカルタ特別州のPSBBが3回目の延長でこれが最後と言われていますが、西ジャワ州はジャカルタと期間を合わせるために5回目の延長があるのではないかと考えられます。

(5月30日追記)
予想どおり5月28日に西ジャワ州のPSBBは6月4日まで5回目の延長がなされる決定が出されました。

ジャカルタ特別州

  • 1回目:4月10日から4月23日までの14日間
  • 2回目:4月24日から5月21日までの28日間
  • 3回目:5月22日から6月4日までの14日間

西ジャワ州

  • 1回目:4月15日から4月28日までの14日間
  • 2回目:4月29日から5月12日までの14日間
  • 3回目:5月13日から5月26日までの14日間
  • 4回目:5月27日から5月29日までの3日間
  • 5回目:5月30日から6月4日までの6日間

PSBB発令当初は、国民一丸となって感染防止のために外出自粛しようということで「#DiRumahAja(家にいよう)」というハッシュタグが流行りましたが、先日レバラン準備の買い物のためにショッピングモール入口に殺到した群衆の動画が拡散されると、今度は「#IndonesiaTerserah(どうにでもなれインドネシア)」という投げやりの悲観的なハッシュタグが拡散されました。

外国人のインドネシアへの入国時の措置

5月19日に在インドネシア日本国大使館から在留邦人宛てに送られたメールの記載によると、インドネシア入国時にPCR検査結果を記載した健康証明書(Health Certificate)の提示を求められ、これがない場合はインドネシア到着後のラピッドテスト(迅速抗体検査)を受け、14日間の自主隔離への同意が必要であるとのことです。

現在のところ日本国内で受けられるPCR検査は、海外からの入国時の空港検疫時のみであり、一般的に医療上の必要性が認められない限り、日本国内の市中の医療機関では受けられません。

また健康証明書は「出発の空港チェックイン時とインドネシア到着時の入国審査の際に,7日以内に発行されたオリジナルを提示する必要があります。」とのことですので、日本への入国後に14日間の自主離隔をしたことを考慮すると、日本入国時のPCR検査は、インドネシア入国時には既に無効ということになります。

その場合、日本からの出国時には有効期限内の健康証明書がないままチェックイン手続きすることになりますが、航空会社によっては搭乗を拒否されるケースもあるようで、出国時のオペレーションが統一されていないようです。

インドネシア入国後のラピッドテストは空港の検疫時に受けられるものと思いますが、針先で指先刺して血液を検査する簡易的な検査であり、精度はPCR検査よりも落ちるとのことです。

ラピッドテストはジャカルタやチカランの病院やドライブスルー式の簡易検査所で対応しているようですが、検査費用は50万ルピアとか150万ルピアとか、場所によって差があるようです。