原価管理システム

費用と原価の違いを卵入りIndomieで説明してみた【材料より大きく製品未満という仕掛品の概念】

費用と原価の意味の違い

今日近くのSummarecon MallのFood Hallで、卵を1パック(10個入り)Rp.26,000、Indomieを1ボックス(40個入り)Rp.100,000で買いましたので、今日の買い物で支払った金額はRp.126,000であり、例えばご近所さん相手に卵入りIndomieの屋台を開いて、開店直後に早速1杯売れたとすると、原価はIndomieRp.2,500+卵Rp.2,600=Rp.5,100になります。

つまり原価は「原」の字は「元」と同じ意味であり、売り上げた1杯の卵入りIndomieの元となる金額Rp.5,100が原価ということであり、これは購入したときの金額Rp.126,000とは別物であるにも関わらず、ともに費用(購入費用と投入費用)と呼ばれるところで混乱が生じやすいと思います。

  • 購入費用(Purchase Expense)はFood Hallで支払った費用
  • 投入費用(Input Expense)は鍋で調理するのに使ったIndomieと卵の費用
  • 原価(Cost)は売上や製造(調理)に対する元となる費用

「元となる」ものが製造(調理)した製品(卵入りIndomie 1杯)であれば製造原価と呼ばれ、売上計上した製品(調理した分は必ず売上になるので同じく卵入りIndomie 1杯)であれば売上原価と呼ばれますが、ちょうど今入店したばかりの2人目お客さん用に調理し始めた2杯目用のIndomie1袋と卵1個は、「材料より大きく製品未満」の状態であり、製品(卵入りIndomie)のような原価と呼ぶための元となる対象がないのですが、強いて当てはめるなら仕掛品の原価ということになります。

屋台が繁盛し始めると、1日に何個のIndomieと卵を投入したかわからなくなるので、通常は朝一にあった昨日までの余りのIndomieと卵の金額に、今日購入した分の費用を足して、そこから閉店後の残り分の金額を差し引くことで投入費用を計算します。

  • +朝一の余り金額 Rp.0
  • +今日購入した費用 Rp.126,000
  • ―閉店後の残り金額 Rp.115,800
  • ---------------------------
  • 投入費用(発生費用) Rp.10,200

屋台の場合はひとたび調理を開始したら、途中まで作ったものを明日に持ち越しということはあり得ず、調理のために投入した費用は必ずで製品となり売上に対する費用になりますので「発生費用=製造原価=売上原価」となるため、発生費用とか製造費用という概念すら必要なく、閉店後のIndomieと卵の残り金額が確定した時点で売上原価が確定します。

材料より大きく製品未満という仕掛品の概念の難しさ

材料とはFood Hallで購入してから、まだ棚に保管してあるIndomieと卵のことであり、製品とは決められたレシピに従って最後まで調理された卵入りIndomieであり、それ以外の「材料より大きく製品未満」は全部まとめて仕掛品と呼ぶため、鍋の中の麺がほぐれるのを待っている状態も仕掛品であり、卵を投入して固まるのを待っている状態も仕掛品となります。

閉店時の材料(Indomieと卵)の金額、仕掛品(調理中の鍋の中にあるもの)の金額、製品(卵入りIndomie)の金額を計算する場合、仕掛品の金額は当然0ですが、投入費用(発生費用)はIndomie2袋と卵2個分発生しており、これがそのまま売上原価となりました。

自分でもよく混乱するのですが、発生費用とは製品を作るために投入された費用全体を指し、これは原価になり切れなかった分も含んだ直接材料費であり、この中から製品になりきれた分の費用だけを製造原価に組み込み、たまたまある時点で製品になり切れなかったものを仕掛品と呼んでいます。

ここまでで費用と原価の違い、仕掛品の意味、発生費用と仕掛品の違いを卵入りIndomieを例に説明してきたつもりなのですが、原価には材料以外に光熱費や人件費があり、人件費は僕自身で調理するのでかからないとしても、光熱費は翌月初に請求書が来た時点で費用が確定しますので、それを営業日で割れば1日あたりの光熱費が判明します。

「元となる」ものが1か月という期間に対する費用であり、費用として発生した時点で原価となることが確定するという意味で期間原価と呼ぶこともあります。

売上原価と期間原価 【買ったときまたは売ったときに費用化するか、期中に必ず費用化するかの違い】

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